「何歳までやる、みたいな意地はない」長野五輪あの金メダリスト（49歳）の現在…「スポンサー数は5分の1に減少」でも船木和喜が現役を続ける理由 

「今の道具、ルールを知らないと指導もできない」

　選手として飛び続ける理由は、ほかにもあった。

「今、うちの会社に3名、ジャンプをやっている選手たちがいます。その選手たちに、今の道具とルールを知らなければ教えることはできないな、と思って飛んでいるのもあるんですよ。ジャンプは好きですから、技術を言葉にして伝える役目も僕はあると思っていて。ルールや道具の変更で感覚はどう変わるのか、やっぱりそれをわかっていないと、指導もできないと思うんですよね」

　ジャンプはスキー板やスーツの規定をはじめ、ルールが頻繁に改正される。それに応じた飛び方が求められる。

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　その感覚を肌身で知っていてこそ、教えられるし話ができると船木は考える。

　船木自身も長い競技生活のなかで、何度もルール改正と向き合い、ジャンプという競技で日本の選手として活動する難しさを味わってきた。《第2回に続く》

#2に続く

「日本を狙った」の声も…長野五輪後のルール改正「海外は露骨」「小柄な選手は苦しかった」 船木和喜が痛感した“スキージャンプの欧州中心主義”

#4

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#3

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#2

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#1

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