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デュアルモーグル「奇跡の癒しシーン」“パパ友表彰台”家族大集合はなぜ実現? 銀メダル堀島行真が明かす「スキーを離れれば父親同士の仲」
posted2026/03/08 17:00
ミラノ五輪最大のほっこり瞬間、デュアルモーグルのメダリスト家族が全員集合した「パパ友表彰」はいかに実現したのか、当事者の堀島が語った
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph by
Nanae Suzuki/JMPA
数々のドラマに彩られたミラノ・コルティナ五輪の中でも、「最高の癒やしシーン」「奇跡の1枚」と話題になったのが、フリースタイルスキー男子デュアルモーグルの表彰式での心温まる一コマだ。
表彰台に上がった3選手が、それぞれの家族とともに1枚の写真に収まった「ナインショット」は、どのような経緯で実現したのか。モーグル銅メダル、デュアルモーグル銀メダルの堀島行真が、舞台裏で何が起きていたのかを語ってくれた。
「ダッドポディウム」をやりたいね!
フリースタイルスキー男子デュアルモーグルの決勝が行われたのは2月15日だった。決勝の対戦カードは3日前のシングルモーグルで銅メダルを手にしていた堀島と、同じく銀メダルだったミカエル・キングズベリー(カナダ)。レース序盤は互角の競り合いとなったものの、堀島が第1エアの後にバランスを崩してしまい、キングズベリーの勝利となった。金メダルはキングズベリーで、堀島は悔しい銀メダル。奇跡のナインショット撮影会が行われたのは表彰式の後だ。
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優勝したキングズベリー、2位の堀島、そして3位のマット・グレアム(オーストラリア)が表彰式でメダルを授与され、国旗掲揚とカナダ国歌の演奏が終わった時。表彰台から降りた3人は、歩み寄ってきたそれぞれのパートナーと我が子を抱きしめた。堀島のもとには、元モーグル選手で北京五輪出場の妻・輝紗良さんと子どもがやってきた。
3人の父親たちは25年3月にスイス・エンガディンで開催された世界選手権や同月のワールドカップ(カザフスタン・アルマトイ)でも同じ順位で表彰台に上がっており、オーストラリアメディアによると、とりわけ今回のミラノ・コルティナ大会が4度目の五輪であるベテランのグレアムは、その当時から「(ミラノ・コルティナ五輪で)『ダッドポディウム』をやりたいね。僕たちなら可能だよ」と熱望していたという。


