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フォルティウスへの“辛辣な声”に識者「メンタルが弱いとは捉えてない」「他の冬季競技と違って」カーリングは何が難しいか…心理・医科学からズバリ

posted2026/02/27 11:02

 
フォルティウスへの“辛辣な声”に識者「メンタルが弱いとは捉えてない」「他の冬季競技と違って」カーリングは何が難しいか…心理・医科学からズバリ<Number Web> photograph by Tsutomu Kishimoto/JMPA

ミラノ・コルティナ五輪を8位で終えたカーリング女子日本代表フォルティウス。競技特性の難しさを心理学・医科学的に見ると?

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 2月22日に閉幕したミラノ・コルティナ五輪では、日本選手団が冬季オリンピック史上最多となる24個のメダルラッシュに沸いた。

 その一方で注目が集まったカーリング女子日本代表チームのフォルティウスは、2勝7敗で出場10カ国中8位。「金メダル獲得」を目標としたフォルティウスにとっては厳しい結果となり、メンバーは涙をのんだ。今回の結果を受けて、ネットニュースやSNSを中心に“辛辣な声”が飛んだのも事実だ。

 カーリングは「氷上のチェス」と呼ばれるように――対戦競技ながら相手との身体接触がないとともに、一投ずつが“布石”となっていくマインドスポーツの側面がある。

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 それとともにロコ・ソラーレの吉田知那美が「カーリングは置きたいところに置けない将棋」と表現するように、偶然性も介在する、独特のスポーツ競技だ。

 あらためて今回の五輪でその難しさを目の当たりにすることになったカーリングだが――心理学・医科学的な見地に立つと、どんな競技特性があるのか。話を聞いてみたのは、現在までに東京大学大学院医学系研究科、九州大学理事主宰北九州政策研究ネットワークなどに在籍してきた神崎保孝氏である。

 神崎氏は官公庁や大学・病院などでカウンセリングや精神鑑定、教員などを務めている。それと並行してアスリート支援として、世界選手権で組織委員のアドバイザーや、東京・パリ五輪やサッカーW杯カタール大会などで縁ある日本代表選手のメンタルアドバイザーを担当。2025年9月に開催された東京世界陸上でも、田中希実らにアドバイザリー協力した経験を持つ。そんな神崎氏に分析してもらうと、カーリング独特の難しさが見えてくる。

“メンタルが弱い”とは捉えていない

――今大会での結果を受け、ネットニュースやSNSでメンタル面を指摘する声がありますが……いかがでしょうか?

「結論から言うと、今大会のカーリング女子日本代表チームのメンタルについて、とあるリスクは感じていましたが、『弱い』という認識では捉えておりません」

――メンタルが強い・弱い、とは何かとスポーツの結果を受けて、出がちな話です。ただ果たして科学的に見て、本当なのでしょうか?

【次ページ】 カーリングが“科学的に独特な競技”なワケ

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