テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
大谷翔平“ある新ルーティン”とホームラン量産「ショウは“状態が良い”と言ってた」「彼の発案だ」番記者が得た各打撃コーチの重要証言
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byIcon Sportswire/Getty Images
posted2024/07/12 17:02
ホワイトソックス戦で2試合連続となる先頭打者本塁打を放った大谷。仲間からの手荒い祝福に、思わずこの表情
6月14日のロイヤルズ戦からバットを地面に置き左足の位置を決めるルーティンを導入し、スイングを崩されやすい内角球の見極めが向上している。
大谷自身が発案「ショウヘイは一貫性を…」
ロバート・バンスコヨック打撃コーチによれば、大谷自身の発案で「翔平は打席で一貫性を保つことを大事にしている」と言う。この時点で今月11本目で21、23年に月間MVPを獲得した“6月男”は「シーズンに慣れてくるので、ちょうどそういう波が来やすいのかな」と言った。
ボール球を振らず、ストライクを打つ。単純明快だが、超一流選手がしのぎを削る舞台で実践し続けるのは難しい。泰然自若で好球必打を続ければ、三冠王が現実味を増す。
そんな大谷とドジャースは好調をキープしたまま、同地区のライバルであるジャイアンツ戦を戦うため、サンフランシスコのオラクル・パークへと向かった――。
<つづく>