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<特別インタビュー>大谷翔平31歳が明かした“歳をとったと思う瞬間”「最近は結構、満たされているなと(笑)」「もちろん足りないものもあるんですよ」
posted2026/01/15 06:01
Number最新号で単独インタビューに応じた大谷翔平<第1回>
text by

石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
発売中のNumber1134・1135号に掲載の[スペシャルインタビュー]大谷翔平「ワールドシリーズの喜びとWBCの怖さと」より内容を一部抜粋してお届けします。<全3回の1回目/2回目へ>
歳を取って「最近は結構足りてるなと」
「♪ピッピッピー、ピッピッピー、ピッピッピー、ピピー」(大谷翔平、『ジングルベル』を口笛で吹きながら颯爽と登場)
――その口笛、ジングルベル……もうクリスマス気分ですか(笑)。
「今年もクリスマスツリーは飾ると思うんで……妻も楽しみにしていますし、飾り付けは楽しいんですが、ツリーを出すのと片づけるのが僕の役割なんで、それが……」
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――めんどくさいんですね(笑)。今年、クリスマスプレゼントをサンタクロースじゃなく野球の神様からプレゼントしてもらえるとしたら、欲しいものはありますか。
「野球の神様からですか? そういうことの捉え方自体が変わってきて、ああ、歳を取ってきたんだなって思いますね。僕、若いときには足りない、足りないばっかりだったんです。練習も足りないし、こんなにやってんのに力も足りない、みたいな……もっとやらないとなという気持ちばっかりでした。だから欲しいものもあったんですが、最近はけっこう足りてるな、と(笑)。もちろん足りないものもあるんですよ。でも周りの環境も含めて、足りてるなって。だから、満たされているなと思います。こうやって、歳取ってきたのかなって思う瞬間がだんだん増えてきて、この先はもっとそうなるのかなと思いますね」
――満たされている今の大谷さんは、欲しいものがとくに浮かばないと……。
「でも、それってバランスとしてはすごくいいと思うんです。足りないな、という野心もありながら、足りてるな、そういう状況を作ってもらっているな、というところも出てきた。だからといって、足りてるばっかりにならないように練習も必要だと思っていますし、もっともっと上を目指していく気持ちもありますからね」
「ピッチャーがちょっと遅れた」という感覚
――満たされていても、ピッチャーとしてもバッターとしてもてっぺんはまだ先にある、伸びしろが楽しみでしょうがない、という気持ちに変わりはないんですか。

