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村上宗隆と岡本和真“MLB1年目のリアル予想”「とてもじゃないけど同じようには打てない」ルーキー時代の松井秀喜が記者に語った“まさかの本音”
posted2026/01/12 11:01
村上と岡本は、MLB1年目にどのような成績を残すだろうか?
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笹田幸嗣Koji Sasada
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Getty Images
NPBからMLBへの挑戦。26年はふたりの野手が新たに海を渡る。2月に26歳を迎える村上宗隆と6月に30歳となる岡本和真だ。日本のファンとしては、ふたりのスラッガーに日本時代同様の活躍をメジャー1年目から期待したいところだが、厳しい見方にはなるが、ともに1年目の数字には多くを期待してはいない。
打率.250、15本塁打、70打点。
この数字からどの程度、上積みすることが出来るか。これが現実的だと推測する。
岡本と村上…MLB1年目の課題
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右打者の岡本のサンプルとしては、22年にカブスに入団した鈴木誠也の例がある。
鈴木は海を渡る前年、広島で打率.317、38本塁打、88打点の成績を残したが、メジャー1年目は途中ケガで約1カ月の離脱はあったものの打率.262、本塁打14、打点46に終わった。その鈴木が1年目のシーズンに語った言葉がある。
「日本と比べてメジャーは別の野球。投手の球は速く、変化球も今までに見たことのないような動きをする」
それでも鈴木は2年目以降、20本塁打、21本塁打、32本塁打と着実にレベルアップをはかっていった。すでに米国では岡本と鈴木を似たようなタイプの打者として評価する声がある中で、岡本にはNPBとMLBの間にあるひとつひとつのギャップをキャンプから焦らずに埋めていってほしいと思う。
一方の村上は、NPB最終年の成績が打率.273、22本塁打、47打点だった。たが、この数字はケガの影響で出場わずか56試合に終わったものだ。仮にフル出場をしていれば、本塁打は56、打点は120ペースとなる計算だが、高い三振率(143試合換算で163)と150キロ以上の高めの速球が打てないなどデータは浮き彫りだ。鈴木が語った日本より速い速球、動きの鋭い変化球にどのように対応していくのか。興味は尽きないが、ここでセ・リーグ一筋でプレーし、監督経験もある球界OBの村上評を付け加えておきたい。このOBは1年目の成績を以下のように推測した。
「僕は現役時代に松井秀喜とも戦ってきましたが、彼がヤンキースに行って最初に残した成績は打率2割8分台、本塁打は16本でしょう? 松井の凄さを知る人間としては、村上が松井の1年目を上回れるとは思えない。村上も15本塁打を打てば御の字でしょう。でもチームへの貢献は目に見える数字だけではありませんから、そこを大切にしてほしいですね」
参考までに、松井秀喜の日本最終年の成績は打率.334、50本塁打、107打点だった。

