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プロ野球PRESSBACK NUMBER
15歳で「生存率10%」の難病が発覚…日本ハム・山崎福也の父が振り返る「小児脳腫瘍」からの復活劇「ダルビッシュ有に力をもらった…不思議だね」
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph bySankei Shimbun(L)/Haruka Sato(R)
posted2024/06/14 06:00
今季、日本ハムに移籍し活躍を見せている山崎福也。父の章弘さんに話を聞くと…
「福也は手術の翌日、立ち上がって歩いたらしい。1週間で退院して学校に行ったと言うからね。手術の前も後も、メソメソしたところは全く見せなかった。あいつは本当に強いんですよ」
よう頑張ったな、って言葉をかけました
術後、愛息と初めて顔を合わせたのは約2週間後のことだった。聖望学園がセンバツを勝ち上がり、兄の試合の応援に来た福也と関西で再会した。
「熱くなりましたね。よう頑張ったな、って言葉をかけました。野球の練習もすぐに再開して日大三高で甲子園に出て、プロにまでなってね。その後も毎年オフシーズンには検査に行っていたんです。頭(脳腫瘍)のことを全く気にしなくなったのは最近のこと。本当に頑張ったと思いますよ」
章弘さんが福也から驚くような言葉を聞いたのは、プロ野球選手を目指し野球に熱中していた日大三高時代のことだ。<つづく>