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17年ぶりWBC8強…韓国野球は“暗黒時代”を抜けるのか?「日本の高校球児13万人、韓国は3200人」謙虚な英雄イ・ジョンフら台頭も、野球離れの現実
posted2026/03/12 11:01
大谷翔平とドジャースで同僚のキム・ヘソン、韓国代表の主将イ・ジョンフ
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キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph by
Getty Images
奇跡的な逆転劇で17年ぶりにWBC決勝ラウンドに進出を決めた韓国代表。人気を集めるイ・ジョンフらが台頭する一方で、韓国が直面する課題とは?〈全2回〉
長らく低迷していた韓国に光を照らしたのは、「北京キッズ」と呼ばれる世代だ。
2008年北京五輪で韓国が金メダルを獲得した光景を見て育った、1990年代後半から2000年代初頭生まれの選手たち。大谷翔平とドジャースでチームメイトのキム・ヘソン、オーストラリア戦で4打点を挙げたムン・ボギョンなど韓国プロ野球の顔となった彼らが、次は「プロを志す子どもたちに再び希望を見せる」という宿命を背負い、今大会の主力へと成長したという経緯がある。
そして、何を隠そう、その中心に座るのが「韓国野球の至宝」と呼ばれる若き天才打者、イ・ジョンフである。
名古屋生まれ、2023年にメジャー移籍
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父はかつて中日ドラゴンズに在籍し、第1回WBCで韓国代表キャプテンを務めたイ・ジョンボム氏だ。父の来日初年度である1998年に愛知県名古屋市で生まれた。
KBOでは2017年の1年目に新人王を獲得すると、18年から22年までゴールデングラブ賞(NPBのベストナインに相当)を5年連続で受賞。22年は初の年間MVPを獲得し、打撃5冠(首位打者、最多安打、最多打点、最高出塁率、最高長打率)も達成した。人気が絶頂に達した2023年にメジャー挑戦を表明。同年12月にMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツと6年契約を結んだ。
2024年は怪我に泣かされたが、2025年は150試合に出場するなど、MLBの舞台でもその力を発揮している。

