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大谷翔平2発でも近藤健介不振でも種市篤暉好投でもなく…「チェコのサトリア8.1回無失点」「韓国主砲が“吉田正尚超え”か」WBC個人成績が面白い
posted2026/03/13 11:05
WBC1次ラウンド・プールCの個人成績を見てみると、様々な観点が浮かび上がってくる
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Nanae Suzuki
WBCのプールC東京ラウンドが終了した。日本は4戦全勝で準々決勝勝ち抜けを決め、マイアミへと出発した。他の地区では終盤に大番狂わせが多発している中、日本は最も順当に勝ち抜けたことになる。
満塁弾だけでなく…第1打席の大谷もスゴかった
【日本の戦績】
3月6日台湾戦 ○13-0(7回コールド)
勝利投手:山本由伸
本塁打:大谷翔平1号
3月7日韓国戦 ○8-6
勝利投手:種市篤暉
本塁打:鈴木誠也1、2号 大谷2号 吉田正尚1号
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3月8日オーストラリア戦 ○4-3
勝利投手:隅田知一郎
本塁打:吉田2号
3月10日 チェコ戦 ○9-0
勝利投手:金丸夢斗
本塁打:周東佑京1号 村上1号
4試合を簡単に振り返る。
6日の台湾戦では、大谷翔平の満塁ホームランも出て圧倒。山本由伸も無失点投球で最高の滑り出しとなった。大谷はこの試合、先頭打者として初球をたたいて二塁打。打球速度は188km/hを記録したが、これはMLBのレギュラーシーズン中盤以降に出る超速だ。
翌7日の韓国戦は、実力からして事実上の首位攻防戦とみなされたが、韓国が初回に日本先発・菊池雄星から3点先取。日本ベンチに動揺が走ったが、その裏、大谷が四球で歩き、鈴木が2ランで1点差とする。3回には大谷、鈴木、吉田と3本塁打で逆転。このままいくかと思えたが4回、ドジャースのキム・ヘソンの2ランで再び振り出しに。しかし7回に鈴木の押し出し、吉田の2点適時打で3点を挙げ、追いすがる韓国を突き放した。日本の打撃は好調、また種市篤暉の好投が光った。
8日のオーストラリア戦、60年ぶりの天覧試合に。しかし日本打線は一転して沈黙。6回に盗塁に捕手・若月健矢の悪送球が絡んで先制を許す。7回に吉田正尚の2号2ランで逆転。8回には代打・佐藤輝明のタイムリーなども出て4対1。最終回は連投となった大勢が2本塁打を食らったが逃げ切り、首位での準々決勝突破を決めた。
10日のチェコ戦、3連敗で敗退が決まっていたチェコ先発のサトリアが好投するなど、8回表までスコアは動かず。8回裏に日本は若月のタイムリー二塁打、周東佑京の3ラン、村上の満塁本塁打などで9点を挙げた。大谷、鈴木、近藤健介は出場しなかった。
打撃成績を見ると…好・不調の選手がハッキリ?
ここからは個人の成績を見ていこう。

