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失態のイラク戦翌日「そういう時こそ日本は力を発揮するんじゃないっすか!?」堂安律と森保Jの“テレビに映らない危機感”「声出して!」 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byMasashi Hara/Getty Images

posted2024/01/21 17:02

失態のイラク戦翌日「そういう時こそ日本は力を発揮するんじゃないっすか!?」堂安律と森保Jの“テレビに映らない危機感”「声出して!」<Number Web> photograph by Masashi Hara/Getty Images

ベトナム戦の堂安律。カタールW杯でも見せた度胸を、アジア杯で見せられるか

「身長は別にそこまで気にしないですけど、僕が競り合いで負けたら……僕より大きい選手はいないので、日本としてもきつくなると思いますから」

 そんな自覚を持つ町田は、イラクの長身のフォワードが躍動する様子をベンチから眺めることしかできなかった。試合への飢えは強まるばかりだ。

「大丈夫です!」中山と森保監督のやり取りは…

 今度は、中山が軽快な足取りでロッカーへ向かってきた。監督はそこで、ひと声かけた。

「△△△?」

 中山から答えってきたのは威勢の良い返事だった。

「大丈夫です!」

 森保監督は何を確認したのだろうか。その答えは、インドネシア戦当日にはわかるかもしれない。

 2試合続けて同じ課題を露呈してしまった日本代表。3度目は、絶対に許されない。

 果たして、ベトナムを倒したインドネシア相手に「上手いチーム」から「強いチーム」へと変わる様を見せられるのだろうか。今はまだわからないが、変化を予感させるやり取りは確かにあった。

 というのも、イラク戦の直後に、日本がアジアカップのグループリーグで敗れたのは1988年以来だという事実を堂安に伝えると、瞬時にこんな答えが返ってきたからだ。

「そういうときこそ、日本は力を発揮するんじゃないっすか!?」

前編からつづく>

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《日本1-2イラクの真相》「ドイツ戦のような気持ちを相手が…」強豪撃破時できたはずの「反省不足な屈辱的データ」伏線はベトナム戦にも

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