「ヤバいです…新人王確定と言っていい」ラミレス絶賛の“あるドラ1投手”…1年目から誰が活躍する？「DeNA度会隆輝は3割打つかも」

DeNA1位・度会隆輝…「3割打ってもおかしくない」

――ここでは複数球団から指名された逸材を中心に、ドラフトについてお話を伺っていきたいと思います。まずは中日、ロッテとの3球団競合の末に、DeNAに決まった度会隆輝選手（ENEOS）。ヤクルトでラミレスさんの同僚だった度会博文さんの次男です。

ラミレス　お父さんのことはよく知っていますよ（笑）。息子の隆輝選手も、お父さんと同じく明るいキャラクターのナイスガイに育ちましたね。去年もすこし試合を見て、好印象を抱きました。「来年のドラフトでは絶対に1位だな」と。その通り指名されて、3球団も競合した。素晴らしいことです。

DeNA三浦大輔監督が度会隆輝の交渉権を引き当てた瞬間　©Hideki Sugiyama

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――走攻守三拍子揃った外野手という評価ですが、特にどのあたりに強みを感じますか？

ラミレス　バッティングだけを見れば、現時点で間違いなく一軍レベルでしょう。もっと言うなら、一軍で3割打ってもおかしくない。インコースを強く引っ張れますし、逆方向にもうまく打てる。打者としては弱点があまりないように見えます。

――長打力はどうでしょうか。

ラミレス　身体がそんなに大きくないので、いきなり一軍で20本塁打というのは難しいかもしれない。最初の3年は打率3割、10本から15本くらい打てれば上出来でしょう。3、4年してパワーがついてくれば、3割、30本、100打点を狙えるくらいのポテンシャルを持っていると思います。

アレックス・ラミレス（元DeNA監督） ©Shigeki Yamamoto

――横浜ファンが小躍りしたくなるような予想ですね（笑）。とはいえ、DeNAは外野の層が厚い印象もあり、出場機会がどの程度得られるのかは不透明です。

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