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メッシvsエムバペに「ホンダ立ちくらみ」、涙の三笘薫と田中碧が…マンガで見る“名珍W杯”「影山優佳さんと“ヒゲモジャDF”同学年なの!?」
posted2022/12/21 17:00
text by
千田純生JUNSEI CHIDA
photograph by
Junsei Chida,Kaoru Watanabe/JMPA
カタールW杯、終わりましたね……。夢だったんじゃないかと思うほどの決勝から数日経っても夢見心地です。グループステージ編に続き、決勝トーナメントでも様々なエモーショナルなシーンがありましたのでイラストにしていきたいと思います!
1)エムバペ、ネイ、グバルディオル…超一流の凄み
今回のW杯は、個人個人のパワーが鮮烈に輝く大会だったように感じています。その象徴はやはり、エムバペでしょう!
決勝戦では敗れたものの、1966年イングランド大会のハースト以来2人目となるハットトリックを達成(特に2点目のスライディングボレー!)。8ゴールで得点王に輝きました。
前回ロシア大会では4ゴールを奪っており、超ハイペースです。編集担当さんが「過去10大会のW杯得点王のゴール数」「W杯通算ゴール数」を調べてくれました。
<過去10大会のW杯得点王のゴール数>
86年:リネカー 6得点
90年:スキラッチ 6得点
94年:サレンコ、ストイチコフ 6得点
98年:スーケル 6得点
02年:ロナウド 8得点
06年:クローゼ 5得点
10年:フォルラン、ビジャ、スナイデル、トーマス・ミュラー 5得点
14年:ハメス・ロドリゲス 6得点
18年:ケイン 6得点
22年:エムバペ 8得点
<W杯通算ゴール数>
1 クローゼ 16得点
2 ロナウド 15得点
3 ゲルト・ミュラー 14得点
4 フォンテーヌ 13得点
4 メッシ 13得点
6 ペレ 12得点
6 エムバペ 12得点
1大会でロナウド級、通算ゴールでもうペレと並んでメッシとは1点差……。新世代の怪物はどれだけこの数字を伸ばすんでしょうか。
ペレと並んだと言えば、ネイマールもしかりです。負傷があって決勝トーナメントからの再稼働となる中で、決勝トーナメント1回戦韓国戦でPKをきっちりと決め、準々決勝クロアチア戦では鮮やかなワンツーでの中央突破からゴール天井に突き刺すゴラッソ。これでブラジル代表通算最多タイとなる77ゴールとなりました。こんなスーパーな一撃を決めてもW杯を獲れないなんて……。
あのマスクマンDFと影ちゃんが同学年なんて!
そのブラジルの野望を打ち砕いたのはクロアチアでした。とにかく走りまくってるのに精度がビタビタのモドリッチはもちろん、新世代の選手の活躍も目立ちました。まずは守護神リバコビッチ。日本も泣いたあのPKストップとセービングは、レアル・マドリーなどビッグクラブも興味を示しているとか。