Number ExBACK NUMBER
メッシvsエムバペに「ホンダ立ちくらみ」、涙の三笘薫と田中碧が…マンガで見る“名珍W杯”「影山優佳さんと“ヒゲモジャDF”同学年なの!?」
text by
千田純生JUNSEI CHIDA
photograph byJunsei Chida,Kaoru Watanabe/JMPA
posted2022/12/21 17:00
最初から最後までドラマチックすぎたカタールW杯。エモい名場面をイラストと写真で振り返る!
さらに新世代のスーパーセンターバックとなりそうと感じさせたのがグバルディオル。大会前に鼻骨骨折したことで“バットマン”姿でのプレーとなりましたが……ハードマーク、ヒゲモジャな風貌からは想像のつかないインテリジェンスある守備とビルドアップでしたね。
なお今回ライト層のファンが衝撃を受けただろう“サッカーに詳しすぎアイドル影ちゃん”こと影山優佳さんとグバルディオルが、日本で言うところの同学年。サッカー好きでも衝撃を受けました。なおその影山さん、“個人的MVP”にグバルディオルを挙げていました。ホントにサッカーを見る目が玄人です(笑)。
2)モロッコ大躍進+日本代表、新たなステージへ
数々のジャイアントキリングが起きたカタールW杯ですが、その象徴となったのはモロッコ代表と我らが日本代表でしょう。
<モロッコ代表のカタールW杯成績>
GS第1戦 vsクロアチア △0-0
GS第2戦 vsベルギー ○2-0
GS第3戦 vsカナダ ○2-1
決勝T1回戦 vsスペイン ○0-0(PK3-0)
準々決勝 vsポルトガル ○1-0
準決勝 vsフランス ●0-2
3位決定戦 vsクロアチア ●1-2
初戦でクロアチアから勝ち点1を獲ると、デブライネ、ルカク、アザールら擁するベルギー相手に2点差勝利。ノックアウトステージに入ってもガビ、ペドリらがいるスペイン、クリスティアーノ・ロナウドだけでなくブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバらがいたポルトガルも次々と撃破しました。胴上げされるレグラギ監督の表情がとにかくよかった(笑)。あと、フランス戦でのヤミクのオーバーヘッドキック、決まっていたらまさにマンガでしたね……。
今回の開催地カタールは中東アジアであると同時に「アラブ諸国」という意味で、アフリカの希望ともなりました。情熱にあふれまくったモロッコサポーターとの一体感を含めて、忘れられない快進撃でしたね。
前田大然のゴールには大興奮しました
一方、もう少し快進撃を見たかったのが、森保一監督率いる日本代表でした。元マリノス勢の前田大然選手が先制ゴールを決めた瞬間、マリサポの僕は「大然ーーーーーーーーっっ!!!」と絶頂に達したんですが……前述した通り、クロアチアの粘りとリバコビッチのセーブの前にPK戦で敗れました。