サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「もちろんPKの練習もしてきた」南野も三笘も吉田も…4本中3本ストップ、あのクロアチアGKが明かした“本音”「PK戦はクジ引きみたいなもの」
text by
ウラディミール・ノバクVladimir Novak
photograph byAFLO
posted2022/12/07 17:25
日本代表1人目のキッカー、南野拓実のPKをストップするクロアチア代表GKリバコビッチ
「攻撃的でクオリティーの高い、タフな試合だった。日本のような相手には、今日の私たちのような戦い方が適していたはずだ」と試合後の会見でダリッチ監督は語った。つまりボールは握りながらも相手のスピーディーな攻撃陣が使えるスペースを極力なくし、全体をコントロールしようとした、ということだろう。56歳の指揮官は続ける。
「最初の30分はうまくいったが、徐々に自分たちのショートパスを狙われ、リズムが崩されていき、日本のカウンターアタックを許してしまった。そしてコーナーキックから先制されたわけだが、セットプレーからの失点は長らくなかったことだ。私たちがナーバスにならなかったとは言わない。けれどもハーフタイムに全員で話し合い、ショートパスを減らすことに皆で同意し、後半にまた流れを引き寄せて追いつくことができた。試合前に日本の誰かがクロアチアは比較的楽な相手だと言ったそうだが、侮ってはいけない。これまでにも、そんな相手は最終的に悔やむことになっている。私たちは小さな国の代表チームだが、勇気と戦意、献身性にかけてはどこにも負けない」
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。