「私の一番の願望は…」“ミカ”の変わらぬ日本愛

――2019年に現役引退したのち、あなたはコーチの道に進みました。ライセンスはどこまで取得しましたか？

　最高位のUEFAプロライセンスを既に取得済みだ。あとは申請すれば有効期限5年のライセンス証がすぐに発行される。3年前にクロアチアU-21代表のアシスタントコーチに就任し、ディナモのアシスタントコーチを経て、現在はマリボルでアシスタントコーチを務めている。3つの現場を通して私は素晴らしい経験を培ってきた。もちろん、この先は監督として独立し、新たなキャリアを歩みたい。日本で監督業をスタートすることが私の一番の願望なんだ。アーセン・ベンゲルも日本でキャリアを築いたし、ドラガン・ストイコビッチも日本で監督業を始めたことを知っている。だから、監督としての最初の仕事を日本で迎えることを心から願っているんだ。

――それが広島だったら尚更うれしいですよね（笑）。

　そうだね（笑）。私にとって日本という国は常にチャレンジだ。Jリーグのレベルやクオリティは極めて高いし、クラブ間の競争も激しい。それだけに私の願望がいつの日にか実現することを望んでいる。もう準備はできているよ。

――最後に日本代表を応援するサポーターたちにメッセージをもらえますか？

　常に信じなければならない。サッカーではすべてが起こり得るんだ。90分間、試合が続く限りはチャンスがあるのだから決して諦めないこと。ネバー・ギブアップ！

＜前編から続く＞

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