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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
三笘、鎌田、山根の獲得を推薦…“超日本通”ミキッチの目利きがスゴい「ミトマは信じられないほどの…」「クロアチアと対戦なら有頂天に」
text by
長束恭行Yasuyuki Nagatsuka
photograph byGetty Images
posted2022/12/01 11:05
現在は指導者としてキャリアを重ねるミハエル・ミキッチ。三笘薫をはじめ、日本人選手の獲得をディナモ・ザグレブに推薦していたという
――三笘もディナモを拒んだんですよね？
そう。既に川崎フロンターレは他クラブからオファーを受け取っており、その中で彼らはブライトンへの移籍を決めた。サガン鳥栖時代の鎌田大地もディナモに推薦したよ。彼らは最高水準のプレーヤーだと私は思っている。同じくディナモに推薦した山根視来もヨーロッパのサッカー界で活躍できるプレーヤーだ。山根の唯一のネックは年齢だった。日本人を獲得するヨーロッパのクラブは、次なる移籍で売却益を得ることを常に考えている。その点で山根は年齢が高すぎた。
三笘薫を絶賛「恐るべきキャリアを築ける」
――あなたは今でもJリーグのプレーヤーを変わらずチェックしているのですか？
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なぜノーと言えるんだい？ すべてをチェックしているよ。彼らは移籍金を払う価値があるプレーヤーだ。日本にはとても優秀なプレーヤーが数多くいると思っている。
――現在の日本代表で、特に目を引くプレーヤーは誰ですか？
まずは三笘の名前を挙げなければならないね。彼は信じられないほどのポテンシャルを持っている。日本最大のタレントの1人として、恐るべきキャリアをヨーロッパで築けると思う。アイントラハト・フランクフルトの鎌田もお気に入りだよ。もちろん浅野、そして南野拓実と山根はとても大好きなプレーヤーだ。
――まだ日本とクロアチアがラウンド16で対戦する可能性もありますが……。
そうなるべきだったよ！ もし日本がコスタリカに勝っていたら、きっとクロアチアと戦っていたはずだ。
――万が一、今大会で両国が対戦した場合、クロアチアに対する日本のアドバンテージは何ですか？
うむ……。クロアチアは非常に難しい相手だ。クロアチアの中盤はおそらく今大会では最高のものだろう。ルカ・モドリッチ、マルセロ・ブロゾビッチ、マテオ・コバチッチという3人のMFをケアするのはとても難しいし、彼らと張り合うのも困難だ。もちろん、両国がラウンド16で対戦したのならば、私は有頂天になるだろうね。そのためにはどちらもグループリーグを突破しなければならない。そしてグループリーグを突破した時点で、クロアチアにとっても日本にとっても今大会は成功と言える。しかしながら、日本がラウンド16に勝ち進むのは困難だろう。スペイン相手に何かしらの奇跡を起こし、勝ち点を奪わない限りはね。
