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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
三笘、鎌田、山根の獲得を推薦…“超日本通”ミキッチの目利きがスゴい「ミトマは信じられないほどの…」「クロアチアと対戦なら有頂天に」
posted2022/12/01 11:05
text by
長束恭行Yasuyuki Nagatsuka
photograph by
Getty Images
Jリーグ通算227試合出場を果たした“ミカ”ことミハエル・ミキッチ氏。スロベニアのマリボルでアシスタントコーチを務める同氏は、現在も熱心にJリーグをチェックし、日本で監督業をスタートすることを夢見ている。そんなクロアチア随一の“日本通”が絶賛する選手とは? インタビュー後編では、現日本代表の獲得をディナモ・ザグレブに推薦したエピソードや、カタールW杯のラウンド16で母国クロアチアと対戦する可能性について語ってもらった。(全2回の2回目/前編へ)
「サガン鳥栖時代の鎌田大地もディナモに推薦したよ」
――第3戦のスペイン戦で日本はどう戦うべきですか?
うむ……。スペインは非常に難しい相手だね(苦笑)。ドイツ対スペインの試合を見たけど、彼らはとてもうまくボールを保持し、とても見事なコンビネーションを繰り出して、とても簡単にボールを前へと運ぶ。何かしらの弱点を見つけるのは不可能だ。私自身、弱点を見つけられないほどスペインのプレーに感心したことを認めなければならない。試合は引き分けたとはいえ、スペインはドイツよりもずっと優れたチームだと思う。
――そういえば、現在の日本代表に名を連ねるプレーヤーをクロアチアの強豪ディナモ・ザグレブに推薦していたそうですね。
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浅野拓磨に関しては(パルチザン退団時に)ディナモが獲得を熱望し、好条件を提示したんだ。ところが、浅野と私が話し合ったところ、「W杯の準備をしなければならないので欧州5大リーグでプレーしたい」と言ってきた。それ自体は素晴らしい考えだ。しかし、ディナモを通してもチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで戦える。ボーフムではその舞台で戦うチャンスは決して訪れないんだ。そのレベルで経験を培い、試合に出場することでさらなる成長を遂げただろうし、新たな「重み」も得られたのだろう。とはいえ、それは彼の決断だ。同じくディナモは2020-21シーズンの冬に三笘薫の獲得に動いた。私がクラブに三笘を推薦し、チェックした首脳陣が獲得を望んだんだ。