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「なぜ中日の1位指名は高校生サードなのか?」「日本ハムがあの甲子園ヒーローを3位指名」ドラフト全指名予想《日ハム・中日・ロッテ編》

posted2022/10/19 11:04

 
「なぜ中日の1位指名は高校生サードなのか?」「日本ハムがあの甲子園ヒーローを3位指名」ドラフト全指名予想《日ハム・中日・ロッテ編》<Number Web> photograph by KYODO

ドラフト目玉候補の内藤鵬三塁手(日本航空石川高・180cm100kg)

text by

安倍昌彦

安倍昌彦Masahiko Abe

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KYODO

「ひとりドラフト」とは、私自身が“12球団”の代表者になったつもりで、実際のチーム事情とチーム作りを考え合わせながら、実際のドラフト候補選手たちを指名して、ひとりで「ドラフト会議」を完遂してしまう。

 そういう企画です。その結果を「NumberWeb」で披露させていただいて、今年で4年目。この1年間、野球の現場で取材を続け、選手側の関係者たち、プロ側のスカウトの方たちから聞き取った内容の“集大成”と考えています。

 指名方法は現実と同じ。1位が「入札→抽選→再入札」、2位以下が「ウェーバー」です。1位の「抽選」は毎年そうなのですが、私が行う厳正な「あみだクジ」によって決定されます。そのへんが「私製ドラフト」とご諒解くだされば……と思います。

球団ごとの現実を踏まえた「リアル・フィクション」です

 ウェーバーの順位は、ペナントレースの順位によって決まります。最下位のチームから、2位指名が始まります。指名のスタートは、昨年がセ・リーグ(横浜DeNA)でしたから、今年はパ・リーグ(日本ハム)からになります。

 高校生、大学生は「プロ野球志望届」が提出されている選手。社会人については私が知るかぎり、「プロ志望」を打ち出している選手たちの中から指名しました。

 各球団の指名リストの後に、その理由や背景を記しました。これも、この1年間の球団の動向と関係者への取材に基づいたものです。

「ひとりドラフト」はあくまでもフィクションですが、その内容は、極力現実を踏まえて考察した「リアル・フィクション」です(※各球団の「1位指名公表」は一部反映させず、フィクションとしてお届けします)

 今回も、実際の指名順に沿って3球団分ずつ、4回に分けてご披露します【全4回の1回目/#2#3#4へ続く】。

 ひと足早く、「2022ドラフト会議」のリアルな雰囲気を味わってください。ちなみに、世にいう「外れ1位」という表現は、当該選手に対して失礼な表現と考えるので、例年と同様「繰り上げ1位」という表記を使います)。

【次ページ】 「一番手で2位指名できる日本ハムは誰を選ぶ?」

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北海道日本ハムファイターズ
吉村貢司郎
蛭間拓哉
早稲田大学
荘司康誠
立教大学
山田陽翔
近江高校
佐藤廉
臼井浩
東京ガス
浦和学院高校
日本体育大学
矢澤宏太
新庄剛志
清宮幸太郎
上川畑大悟
関根智輝
河野佳
中日ドラゴンズ
内藤鵬
日本航空石川高校
安西叶翔
常葉大菊川高校
村松開人
明治大学
杉澤龍
東北福祉大学
渡辺翔太
九州産業大学
ブライト健太
浅野翔吾
内田湘大
千葉ロッテマリーンズ
曽谷龍平
白鴎大学
菊地吏玖
専修大学
林琢真
駒澤大学
田中晴也
日本文理高校
吉川悠斗
甲斐生海

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