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なぜソフトバンクは“入団辞退リスクあった”佐々木麟太郎を1位指名したのか? 四軍制も…じつはプロ野球最強チームが直面している“育成の悩み”
posted2026/07/20 11:00
進路を表明する記者会見で涙ぐむ米スタンフォード大の佐々木麟太郎
text by

田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by
JIJI PRESS
「ソフトバンク・佐々木麟太郎」は誕生しなかった。ただ、21歳のスラッガーにとって“指名辞退”の決断は極めて重いものだったのだろう。
城島CBO「わかった上での指名でした」
7月19日に開いたマーリンズ入団表明会見の中で昨秋のNPBドラフト会議で1位指名をしたソフトバンクとDeNAの両球団への感謝を口にし、さらにソフトバンクへの思いを問われると目頭を押さえて涙ぐみ、「高校時代から熱心に花巻まで足を運んで頂いて……言葉が詰まるというか。高校時代から思いを寄せていただいた球団ではある。申し訳なさと、こういう状況に置かれることも理解して頂きながら……本当に感謝しかない」(7月19日配信・デイリースポーツより引用)と声を絞り出した。
これを受けてソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は次のようにコメントを寄せた。
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「我々もホークスファンの皆さんも入団を切望していた選手ですので残念ではありますが、MLBでプレーしたいという夢を持っている選手であることをわかった上での指名でしたし、21歳の彼がよく考えて選んだ道なのでその判断を尊重しますし敬意も表します。彼が今後世界的な名選手になってくれれば、我々の評価も正しかったという証明になりますし、これからのMLBでのご活躍を祈りたいと思います」
ソフトバンクとすれば、佐々木は「リスクを背負ってでも獲りたい選手」(ドラフト当日の城島CBOのコメント)だった。
「ホークスの顔、日本プロ野球の顔として育てていきたい。野球選手としてのバッターとしての素晴らしさはもちろん、彼の人間性もすごく魅力を感じました。チームの中でレギュラーというのは毎年出ますが、チームの中心、チームの核になる選手というのはなかなか出るものじゃない。もしホークスに入ってくれれば、人間性も含めてホークスという球団を長年引っ張っていってくれる。ファンにも愛される。そういう選手になるんじゃないかと思います」(7月1日、城島CBOのコメント)

