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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
穴があるのに魅力満点! CS逃しの巨人でアダム・ウォーカーはなぜ愛されたのか? 本人が明かす「ジャパニーズ・ドリームと徹底リサーチ」
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2022/10/06 17:19
CS進出を逃した巨人の中でファンに強いインパクトを残したアダム・ウォカーがこの1年を振り返った
プレレベルにはほど遠かった守備力の問題
初出場は開幕2戦目の中日戦。8回3点差を逆転した直後の2死二塁で代打に起用されて、山本拓実投手から左翼にタイムリー二塁打を放っている。しかし初めて先発で起用された4月3日の阪神戦では4打数1安打の2三振。それでも打者としての能力の高さを評価した原監督は辛抱強く起用を続けた。その一方で先発で使うと露呈して来たのが、とてもプロレベルとは言えない守備力の問題だった。
当然のように相手チームはウォーカーの守るレフトに打球が飛ぶと、フリーで走者を走らせる。4月24日の中日戦では1回1死一、二塁からの左前安打を前進して捕球したが送球を叩きつけて、一塁走者のA・マルティネス捕手の三進を許す失態も演じた。
第2回は亀井コーチとの守備練習の成果と、ウォーカー自身が選ぶシーズンベスト3のプレーなどを振り返る。
<#2に続く>
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