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「やっぱり海外組か、と言われるのは本望ではない」谷口彰悟がE-1選手権で示した“国内組の矜持”とは? 舞台裏では主将として猛ゲキ 

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いしかわごう

いしかわごうGo Ishikawa

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photograph byEtsuo Hara/Getty Images

posted2022/09/22 17:10

「やっぱり海外組か、と言われるのは本望ではない」谷口彰悟がE-1選手権で示した“国内組の矜持”とは? 舞台裏では主将として猛ゲキ<Number Web> photograph by Etsuo Hara/Getty Images

今年7月のE-1選手権で、森保一監督は谷口彰悟をキャプテンに任命。ハイレベルなパフォーマンスと優勝という結果でその期待に応えてみせた

「なんとなく3試合やって終わる、という大会にはしたくなかった。ホームだったし、優勝という結果を出したかった。なおかつ、ひとりひとりが自分たちでも戦える、というのを示したかったんです。ここで結果を出して、9月の代表遠征やカタールでの本大会につなげていきたいとみんなが思っていたはずだし、その野心を隠す必要はない。チームの結果が大事ですが、その結果を残すために、個人個人が結果にこだわっていく。そうすれば、チームとしても上がっていくと思っていました」

 優勝のかかった3戦目の韓国戦では、試合直前のロッカールームの円陣で発したゲキが注目を集めた。森保監督の後、キャプテンマークを巻いた谷口から発せられた言葉の迫力は、まさに圧巻だった。

「とにかく出し切るよ! 圧を感じるの相手だよ! 俺たちのホームだぞ! 絶対勝つぞ! いくぞ!」

 戦いに向かう前の国内組を一体にした、谷口の力強いアジテーション。その様子が日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル『JFATV』で公開されると、大きな反響を呼んだ。もっとも本人からすれば、普段と変わらないスタンスでチームを鼓舞したに過ぎなかったようだ。

「代表の円陣というのは、キャプテンがチームを勢いづかせることを言う流れがあるんです。自分も思ったことや感じたことを伝えたかったし、伝えないといけないと思った。心の底から自然と出てきた言葉でしたね」

 日韓戦は3-0で快勝した。

 9年ぶりにE-1選手権優勝を果たし、キャプテンマークを巻いた谷口は優勝トロフィーを掲げている。大会後、指揮官からはねぎらいの言葉をもらった。

「キャプテンとしての仕事もそうだし、プレーも素晴らしかったと言っていただきました。頑張ってよかったというか、報われた気がしましたね」

【次ページ】 最終予選で感じた「経験したことのない重圧」とは

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