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鈴木優磨が森保Jの最前線にフィットする可能性は…? E-1に臨む23人を大胆予想「あのスピードスターの“個の力”も見てみたい」
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2022/07/05 11:01
ゴール・アシストの両面で鹿島アントラーズに大きく貢献している鈴木優磨。7月のE-1選手権で日本代表に招集されることはあるのだろうか
CBは谷口に加えて中谷進之介(名古屋グランパス)、西尾隆矢(セレッソ大阪)、それに藤井陽也(名古屋グランパス)をリストアップする。
中谷は森保監督指揮下でピッチに立っており、ラージグループのひとりだ。21歳の西尾は、国内組で編成された今年1月の日本代表トレーニングキャンプに招集された。
藤井は187センチの高さを持つ。プロ4年目の今シーズンはプレータイムを一気に伸ばしており、日本代表で試してみたい。
右SBには、山根に加えて24歳の毎熊晟矢(セレッソ大阪)をピックアップした。移籍1年目のセレッソでは2列目の右サイドを主戦場としているが、昨シーズンまで所属したV・ファーレン長崎では右SBが定位置だった。プロ入り前は万能型のストライカーだったこともあり、アタッキングサードで得点に直結する仕事ができる。E-1選手権の対戦相手との力関係を考えれば、彼の長所が発揮されるはずだ。
左サイドバックの国内組と言えば、佐々木翔(サンフレッチェ広島)の名前があげられる。森保監督がチーム結成当初から招集してきた選手だが、ここでは安西幸輝(鹿島アントラーズ)と明本考浩(浦和レッズ)とした。
安西も19年、20年と森保監督指揮下でピッチに立っている。やや時間は空いてしまっているものの、コンセプトに触れているという意味では適応に時間はかからないはずだ。
明本は左サイドバックのスペシャリストでないが、そのユーティリティ性は浦和で証明済みだ。攻守にハードワークできる彼は、最終ラインから最前線へ飛び出し、決定的な仕事ができる。球際でタフに戦うこともできる。
さらに言えば、戦術的柔軟性の高い彼がいることで、最小限の選手交代でシステムを変えたり、選手の立ち位置を変えたりもできる。左サイドバック想定ではなくても、選んでほしい選手だ。