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鈴木優磨が森保Jの最前線にフィットする可能性は…? E-1に臨む23人を大胆予想「あのスピードスターの“個の力”も見てみたい」
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2022/07/05 11:01
ゴール・アシストの両面で鹿島アントラーズに大きく貢献している鈴木優磨。7月のE-1選手権で日本代表に招集されることはあるのだろうか
U-21組の松木玖生と鈴木唯人にかける期待
MF 三竿健斗、橘田健人、大島僚太、松木玖生、満田誠、西村拓真、鈴木唯人
FW 武藤嘉紀、細谷真大、鈴木優磨、町野修斗、宮市亮
MF、FWとポジションを分けているものの、MFでもFWでもプレーできる選手、複数ポジションに対応できる選手を多く選んでいる。というのも、今回のE-1選手権はJ1リーグの合間に開催されるため、初戦の2日前までJ1リーグが開催されている。19日の香港戦はぶっつけ本番となるのが確実で、第2戦の中国戦は初戦から中4日、第3戦の韓国戦は中2日で消化する。戦術的な落とし込みは最小限にとどまるとの想定に立つと、所属クラブで複数の役割をこなしている選手たちを揃えたほうが、ピッチ上で臨機応変に対応できると考えた。
三竿健斗(鹿島アントラーズ)と大島僚太(川崎フロンターレ)は、中盤のリーダー格としての期待も込めている。鹿島ではCBでの出場が多い三竿だが、このチームではボランチでの起用を想定する。
遠藤航と同学年の大島は、MFで選んだ7人では最年長の29歳だ。彼にはU-21日本代表の松木玖生(FC東京)や鈴木唯人(清水エスパルス)、大卒1年目の満田誠(サンフレッチェ広島)らを、牽引していく役割も託す。
松木はFC東京やU-21日本代表とは違うコンビネーションのなかで、これまで見せていない化学反応が起こるのではとの期待を込めている。鈴木唯人は局面を打開する「個」の力を、存分に発揮してほしい。
鈴木唯人と同じように宮市亮(横浜F・マリノス)も、「個」に期待しての選出だ。所属クラブでの数字は飛び抜けたものではないものの、この29歳は短い時間でビッグプレーをしてくれる、との予感を抱かせる。ウイングの候補となり得るところを見せてほしいのだ。