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「6月は選手を休ませるべき」「久保や三笘、中山にはプレーの機会が必要」トルシエが森保監督にアドバイスするW杯までの“理想的な準備”とは
 

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田村修一

田村修一Shuichi Tamura

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photograph byKoki Nagahama/JMPA

posted2022/04/22 17:05

「6月は選手を休ませるべき」「久保や三笘、中山にはプレーの機会が必要」トルシエが森保監督にアドバイスするW杯までの“理想的な準備”とは<Number Web> photograph by Koki Nagahama/JMPA

本大会へ向け、トルシエはコンディショニングの重要性を問いた。森保監督はチームをどう導くだろうか

――コンパクトで素晴らしい大会になるわけですね。

「ワールドカップビレッジが設けられていろいろなイベントやレセプションが開催される。試合もたくさん見ることができる。すべてのスタジアムに地下鉄で行ける。スタジアム間の移動も1時間もかからない。本当にコンパクトな大会で、W杯史上初めての経験だ。特にワールドカップヴィレッジはとても興味深い。

 君は行くのだろう」

――往復の飛行機チケットと現地の宿泊先はすでに確保しました。

「どこに泊まるのか?」

――ちょっと不便な場所でドーハの中心街から40kmほど離れていて、隔離された感じはあります。

「それでも悪くない。他に選択肢はないのだろうから。私も行きたいが、たぶんカタール協会が招待してくれるだろう」

――私は運よく安い宿を見つけられましたが、今、出回っているのは数が極めて少ないうえにもの凄く高いです(インターネットの旅行サイトでは、W杯期間中のホテルの空きはほぼ皆無で、たまにあっても一泊12万円ぐらいになる。Airbnb に提供されている居抜きのマンションや個室も、安いもので月130万円程度、平均月600万円ほどで最高は2200万円を超える)。

「見つけるのは本当に大変だ。それで抽選に対する日本の反響はどうなのか?」

引き分けは不可能ではない

――難しいグループに入ったのは間違いないですが、そう悲観的というわけでもないです。ビッグゲームを2試合見ることができますから。

「初戦と第2戦はやれる可能性がある。ドイツに勝てるかとなると私にはわからないが、かなり難しいが引き分けは不可能ではない。君は私よりサッカーをよく知っているから、どうなるか予測できるだろう(笑)。理屈の上では日本には可能性がないが、それはあくまでも理屈だ。

 監督を替えてドイツはダイナミックに蘇った。日本にまったく恐れを抱いていない。バイエルンはヨーロッパでもトップのひとつで、ドイツサッカーはヨーロッパを牽引している。面白い試合になるだろう。

 こんなところでどうだ」

――メルシー、フィリップ。

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「理屈の上ではノーチャンスだが…」トルシエが語った日本代表のカタールW杯グループリーグ突破法「初戦には常に大きな驚きがある」

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