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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「麻也くんの英語レッスン」「トミは大真面目」サッカー五輪日本代表を“最も知る”板倉滉が22人の素顔を解説《GK&DF編》
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph byJFA/AFLO
posted2021/07/20 11:01
合宿の練習後、リラックスした表情でカメラに向けてポーズを取る板倉滉。チームの潤滑油の役割を担う
DF冨安健洋(ボローニャ)背番号14
1998年11月5日/187cm・84kg
トミは“大真面目・冨安”という感じですね。ただ、自分からガツガツ入っていくイメージがあまりないと思いますけど、普段はよく喋るんです。それにピッチに入れば、コミュニケーションの量というか、すごく指示を出してくれる。クラブや代表であれだけ結果を出していますし、めちゃくちゃ頼りになる存在です。
あとは毎日、夜にメディカルルームに行くと120%の確率でトミがいる(笑)。そして120%の確率でストレッチボールに乗っています。普段は優しい好青年という感じだけど、プロ意識がとても高いです。年下ですが、見習うべきところが多い選手ですね。
DF橋岡大樹(シント・トロイデン)背番号15
1999年5月17日/184cm・80kg
橋岡はチームに必ず1人は欲しいキャラクターです。誰からもいじられるし、いるだけで面白いんですよ。みんなと同じことをやっていても、橋岡がやるから「面白い」となる。そういうキャラクターは、短期大会では貴重です。
それに橋岡は年齢関係なく誰とでも仲が良い。上からもいじられ、下からもいじられる。(久保)建英からもめちゃくちゃいじられていますからね。本当にそういう選手がチームにいると雰囲気が良くなるんです。ポジションが近いので、もちろんサッカーのこともよく話します。こないだの遠征では一緒に出ることも多かったので、ピッチ内での会話も多い。話していて気持ちが良い選手ですね。
DF町田浩樹(鹿島アントラーズ)背番号20
1997年8月25日/190cm・80kg
マッチとは昔からよく一緒にプレーする機会もあって、よく喋りますね。同じディフェンダーとしても刺激をもらうことが多いですし、何より足元の技術が高いので単純にすごいなと思う。身長190cmも武器ですよね。ああいうタイプのCBは日本になかなかいない。左利きのCBであれだけうまく、強い選手がいたら、これから先もいろいろなチームが欲しくなるんだろうなと思います。お互いに切磋琢磨していきたいですね。
DF瀬古歩夢(セレッソ大阪)背番号21
2000年6月7日/185cm・72kg
少しおちゃらけた感じに見えるかもしれませんが、歩夢は話すと本当にいい人。年上の選手にも積極的に話しかけてくるし、誰とでもすぐに仲良くなれる。プレー面ではフィードが上手いですよね。3月のアルゼンチン戦でゴールにつながったパスとか、ああいうのを通せるのは技術がないとできないですから。それにジャマイカ戦でも、縦パスをバンバン入れてましたよね。ハードに行く時もあれば、時間帯によっては落ち着いてプレーすることもできる頼もしい選手です。
<#2「MF&FW編」に続く。関連記事からもご覧になれます>
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