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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「麻也くんの英語レッスン」「トミは大真面目」サッカー五輪日本代表を“最も知る”板倉滉が22人の素顔を解説《GK&DF編》
posted2021/07/20 11:01
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph by
JFA/AFLO
7月22日、東京五輪サッカー男子日本代表の戦いが幕を開ける。
2017年12月に始動した森保一監督率いる東京五輪代表は、これまで実に88人もの選手が名を連ねてきた。そして、約3年半の集大成となる本大会のメンバーに選ばれた選手は、オーバーエイジの3人を合わせた22人。
大会出場が叶わなかった選手たちの思いを背負い、彼らは金メダルを目指した戦いに挑む。
今回、本大会に臨む22人の選手たちを紹介するにあたり、ある1人の選手に企画を打診した。
チーム立ち上げ当初からメンバー入りを果たし、「全員と会話してきた」と豪語するコミュニケーション力を備え、オーバーエイジが加入した時には「既存の選手たちとの間に僕が入ることで、うまく両方をつなげる役割をしなければいけない」とチームの潤滑油の役割を担う男。
それが板倉滉だ。ピッチ内外でどこにでも顔を出し、常にチームを盛り上げる板倉に、22人の素顔やプレー面について教えてもらった(全3回の#1/#2はこちら)※取材は事前合宿前に実施。
GK谷晃生の見てほしい部分
DF板倉滉(マンチェスター・シティ)背番号4
1997年1月27日/186cm・75kg
「いい企画ですね。五輪チームでは喋ったことがない選手はいないので、自分に向いている内容だと思います(笑)。よろしくお願いします!」
◇◇◇
GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)背番号1
1999年7月28日/187cm・86kg
まずはGKから行きましょうか。大迫は真面目なイメージがあるかな。常に自分にフォーカスを向けている感じ。みんなで話していても、どちらかと言うと、ふざけるタイプというよりは落ち着いていますね。2つ年が下ですけど、僕より落ち着いているのは間違いないです(笑)。
プレーでもその安定感は健在です。セービングはもちろん、キックも上手い。広島には他にも素晴らしいGKがいる中で、スタメンで試合に出続けているのはすごいと思います。Jリーグで経験を積んでいる自信があると思いますし、そういう部分がピッチ上での落ち着きに現れているのかなと思います。
GK谷晃生(湘南ベルマーレ)背番号12
2000年11月22日/190cm・84kg
晃生は年上の選手とも結構話すタイプで、明るい性格です。(田中)碧とは仲が良いみたいで、2人でよく喋っていますね。
晃生について、1つ強調しておきたいのは「体つきがスゴい」こと。特にふくらはぎがびっくりするくらい太いんですよ。GKは上半身に目が行きがちですけど、実は足がムキムキ。テレビを見ているだけではあまり伝わっていないかもしれませんが、初めて筋トレを一緒にした時に、思わず「お前、足すごいな」と話しかけたことを覚えています。生で見てみると本当にすごいですよ。ガッチリしている。ぜひ、谷晃生のふくはらぎをチェックしてみてください(笑)。
GK鈴木彩艶(浦和レッズ)背番号22
2002年8月21日/190cm・91kg
プレーを見れば、説明する必要がないぐらいのポテンシャルがあることはわかりますよね。それでいてザイオンは人間性も素晴らしいです。礼儀正しいというか、実は上下関係がしっかりしているタイプ。僕や他の先輩が荷物を持っていたら、自分から「僕が持ちますよ」と声をかけてきたりするんです。
すごく周りを見ていることはわかるし、とても気を遣える選手。「最近の子は……」って僕が言うのは違うかもしれませんけど、18歳なのにしっかりしているなと感心しています(笑)。