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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「堂安律に救われた大ピンチ」「建英はよく歌ってる」サッカー五輪日本代表を“最も知る”板倉滉が22人の素顔を解説《MF&FW編》
posted2021/07/20 11:02
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph by
JFA/AFLO
MF遠藤航(シュツットガルト)背番号6
1993年2月9日/178cm・76kg
さぁ、中盤ですね。
オーバーエイジ枠の航くんは、普段からすごくコミュニケーションを取ってくれますね。航くんに限らず、麻也くんも宏樹くんも、みんな話しやすいし、僕らの話をちゃんと聞いてくれる。すぐにチームに馴染んで、いまはもう全く違和感がないです。
あと、航くんと一緒の時間を過ごして「すごいな」と感じたのは、強さはもちろんのこと、どうやればボールを奪えるかをすごく考えているところ。“デュエルキング”と言われていますけど、どういう風にすればボールを取れるか、どうすれば相手を崩せるか、守備の行き方などは見ていて勉強になります。そういった面でもアドバイスをくれますし、個人としてもチームとしてもすごくありがたい存在です。
MF田中碧(デュッセルドルフ)背番号17
1998年9月10日/180cm・74kg
ボランチのもう1人は碧か~。あいつは僕のことをめちゃくちゃなめてますね、昔はあんなんじゃなかったんだけどなぁ(笑)。
まず(連絡の)レスポンスが遅い(笑)。今でも電話を掛け合う仲ではあるんですけど、こっちからの電話をとったことないんじゃないかな。日本のことを考えて、毎回ちゃんと時差を気にしながら“今なら大丈夫だろ”と思って電話しているのに1回も取ってくれたことがない。僕は碧から電話がかかってきた時はちゃんと出ていますからね!
アオのことはプロ1年目の頃から知っているし、なんならアカデミーの時から知っています。フロンターレであれだけの試合に出て、結果もしっかり残しているので、自信を持ってやっていることは見ていても伝わります。海外移籍も決まってノッていますよね。ただ、僕のことはなめてます(笑)。
MF相馬勇紀(名古屋グランパス)背番号16
1997年2月25日/166cm・69kg
相馬は僕と同じ早生まれで、最年長組。でも面倒見がいいのか、年下の選手と仲が良いイメージが強いです。普段から“可愛い”感じがありますから(笑)、後輩たちも相馬に対して同世代のような雰囲気で接していますね。(上田)綺世とよく2人でジョギングしていますよ。
プレー面では左右両サイドこなせる上に、縦にくるとわかっていても奪えない速さがある。それが相馬の強みだと思いますし、後ろから見ていても常に切れ味がありますね。僕も最終ラインからボールを持ち出すときには、あんな風に縦にギュンギュン行ってみたいな(笑)。体も強いですから、世界相手にもどんどんサイドを切り裂いて欲しいです。