箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
青学主将はビール会社、あの東洋イケメン選手は…箱根駅伝で「活躍した4年生」はどこへ行くのか?
posted2021/01/20 11:02
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph by
JMPA/Yuki Suenaga
駒澤大学の奇跡的な逆転優勝で幕を閉じた今年の箱根駅伝。
特に前評判から1、2年生の活躍が注目され、上級生にあまりスポットライトが当たらなかった。それでも意地を見せて素晴らしい走りをしたのは、各大学の上級生、とりわけ4年生だった。「さすが」と唸らせてくれた彼らは春から実業団で新たな目標に向かって進むことになる。
その1)劇的優勝の駒大生はどこへ行く?
優勝した駒大の4年生では、主将の神戸駿介が小森コーポレーション、今年の箱根で3区2位と快走した小林歩がNTT西日本、伊藤颯太が九電工、加藤淳が住友電工、小島海斗がヤクルトに入社予定だ。
なかでも興味深いのは、小林である。
NTT西日本は今年のニューイヤー駅伝こそ19位に終わったが、関西実業団駅伝では住友電工やSGHをおさえて優勝した力のあるチーム。昨年、チーム解散を決定したDeNAから湊谷春紀、鬼塚翔太、松尾淳之介らを獲得し、今年は小林とチーム力は相当にアップしている。ワンブィ(日大出身)もおり、チーム内で大きな刺激を得られるので、小林がどう成長していくのか楽しみだ。