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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
マラソンは「箱根駅伝の延長線上で走れるのか」問題 早大“山の名探偵”が東京マラソン挑戦で好走…監督は「2時間3分台を出せるポテンシャルがある」
posted2026/03/07 06:01
箱根駅伝後も「マラソンに特化した練習はしていなかった」という早大の工藤慎作。学生ランナーのマラソンへの取り組み方にも変化が生まれている
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph by
(L)Yuki Suenaga / (R)Nanae Suzuki
3月1日に行われた東京マラソン2026。注目ランナーのひとりが箱根路でも活躍した「山の名探偵」こと早大3年生の工藤慎作だった。期待の新鋭の初マラソンには、果たしてどんな軌跡があったのだろうか。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
「去年は箱根が終わった後に結構練習をして疲労が出てしまったので、今年は箱根の後は2週間はゆっくり休むことにして、ポイント練習(負荷の大きい練習)をやりませんでした。ですが、練習を再開してから体調を崩してしまい、ミニ合宿を組む予定だったのですが、それができませんでした。やりたかった練習は、スケジュールをずらしてできたんですけど、トータルで見れば(練習の消化具合は)7割、8割ぐらいでしたね」
東京マラソンで初のマラソン挑戦となった工藤慎作(早大3年)のこの2カ月間の練習状況について、花田勝彦監督はこのように振り返る。
本番10日前までは不調も…突然の復調
特に1月中は「あまり調子が良くなかった」と言い、本番10日前になってもなかなか調子が上がってこなかった。
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ところが、そこから工藤の調子が急激に上向いていった。
「10日前があまり良くなかったので、『次の練習が大事だから』という話をしていました。本番8日前の練習は、大阪マラソンの前日だったので私はいなかったんですけど(※花田監督は大阪マラソンでテレビの解説を務めた)、良い感じで走れました。その後の最後の仕上げもすごく良かった。疲労も抜けてきて、だいぶ調子が上がっていました」

