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青学主将はビール会社、あの東洋イケメン選手は…箱根駅伝で「活躍した4年生」はどこへ行くのか?
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJMPA/Yuki Suenaga
posted2021/01/20 11:02
青学大主将の神林勇太(左)と、東海大エース・名取燎太(右)
その6)日体大、順大、中大…シード権を争った4年生たち
日体大で2区3位と健闘した池田耀平は、カネボウに入社が内定している。
昨年12月の日本選手権で、田澤廉(駒大2年)、太田直希、中谷雄飛(ともに早大3年)とともに10000m27分台を出し、一躍注目されるようになった。10000mでは、まだまだ伸びる可能性を秘めており、高岡寿成監督の下で鍛えられればトラックでの活躍はもちろん、ニューイヤー駅伝での活躍も期待される。
順大の主将で6区2位と激走した清水颯大は、大塚製薬に入社が内定している。
箱根ではチームのために6区を走り、7位から5位へと順位を押し上げ、シード権獲得に貢献した。体が強く、3年連続で6区を走った経験をどこまで生かし、成長できるか。10区6位だった原田宗広はマツダに進む。マツダには、2時間8分42秒のタイムを持ち、マラソンに強い山本憲二がおり、長距離強化の環境としては申し分ない。
5区18位と苦しんだ中央大学・畝拓夢は、今年のニューイヤー駅伝で4位に入った日立物流に入社予定。
チームは91年生まれの主将の日下佳祐、設楽啓太、服部翔大の3人が主軸だが、越川堅太や永戸聖ら活きのいい若手もおり、個人としても駅伝でも自分の力を存分に発揮して戦える環境にある。ちなみに双子の兄の畝歩夢(中央学院大)は、埼玉医科大グループで医療事務に携わりながら競技を継続する。