酒の肴に野球の記録BACK NUMBER

小川泰弘ノーノーは“小さな大記録”。
週刊セパ好成績&珍記録、週間MVP。 

text by

広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

PROFILE

photograph byKyodo News

posted2020/08/18 08:00

小川泰弘ノーノーは“小さな大記録”。週刊セパ好成績&珍記録、週間MVP。<Number Web> photograph by Kyodo News

ノーヒットノーランを達成した小川泰弘。ヤクルトのエースとして夏場の好投に期待がかかる。

大野雄大の3戦連続完投の内容も凄い。

○投手成績
<最多勝利>
1勝:小川泰弘・山中浩史(ヤ)、森下暢仁・九里亜蓮(広)、大野雄大・柳裕也・ロドリゲス・福谷浩司(中)、西勇輝・ガルシア・青柳晃洋(神)、菅野智之・戸郷翔征・中川皓太(巨)、国吉佑樹・大貫晋一(De)

<最多セーブ>
1セーブ:三嶋一輝(De)、スアレス(神)、R・マルティネス(中)、石山泰稚(ヤ)

<最多ホールド>
2ホールド:ガンケル・馬場皐輔(神)、パットン(De)、塹江敦哉(広)、岡田俊哉(中)

<最多奪三振>
11奪三振:高橋遥人(神)

<防御率(規定投球回数以上)5傑>
1 小川泰弘(ヤ)0.00
1 森下暢仁(広)0.00
1 九里亜蓮(広)0.00
1 遠藤淳志(広)0.00
1 戸郷翔征(巨)0.00

<PR(投手総合指標)5傑>
1 小川泰弘(ヤ)3.73
1 森下暢仁(広)3.73
3 九里亜蓮(広)2.90
4 大野雄大(中)2.73
5 遠藤淳志(広)2.49

 ヤクルト小川は前述の通りノーヒットノーランを達成。広島の森下は新人としては今季初完封を飾り、九里も7回零封の好成績を残した。中日の大野は3試合連続完投となる9回自責点1と、安定感が光っている。

週間MVPを選出するならば……。

【まとめ&記録備考】
 メジャーリーグのように両リーグ、打投の週間MVPを選出するとすれば、以下のようになるだろう。

打:メヒア(西)
投:有原航平(日)

打:丸佳浩(巨)
投:小川泰弘(ヤ)

 8月14日、巨人の中島宏之がNPB史上107人目の通算200本塁打を達成した。

 また今季はロッテの和田康士朗、オリックスの佐野皓大、楽天の小深田大翔、巨人の増田大輝と若い“韋駄天”が盗塁で試合を盛り上げている。積極的に次の塁を奪う姿勢が、入場制限がかかった静かなスタジアムをスリリングに盛り上げている。彼らの疾走にも引き続き注目したい。

関連記事

BACK 1 2 3 4 5
小川泰弘
東京ヤクルトスワローズ
エルネスト・メヒア
有原航平
丸佳浩
和田康士朗
千葉ロッテマリーンズ

プロ野球の前後の記事

ページトップ