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「オオタニ? 4打席連続四球だね」不気味なベネズエラ…WBC打撃コーチの“大谷翔平敬遠作戦”は本当か? 主力野手が明かす「ヤマモト攻略プラン」
posted2026/03/13 17:05
ベネズエラ戦に向けて、記者会見する大谷翔平(31歳)
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph by
Nanae Suzuki
大谷翔平が、星稜高校時代の松井秀喜になってしまう?
ワールドベースボールクラシック(WBC)は、日本時間の土曜日からノックアウト・ステージに入り、日本は15日日曜の10時からベネズエラと対戦する。
この試合を前に飛び出したのが、ベネズエラ側の「大谷敬遠作戦」。そのコメントをしたのが、打撃コーチを務めるミゲル・カブレラだったからニュースに大きく取り上げられた。なにせ、2012年のアメリカン・リーグの三冠王、ベネズエラの英雄である。
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「オオタニ? 4打席連続四球だね。打たせるチャンスを絶対に与えちゃいけない。Four Walks!」
これを聞いたら思い出すことがある。1992年夏の甲子園、明徳義塾は松井を5打席連続で歩かせ、大きな議論を呼んだ。
その亡霊が甦るというのか?
それでも、打撃コーチの言うことだから、マトモに取り合う必要はないのかもしれないが、ベネズエラの先発が予定されているランヘル・スアレス(昨季フィリーズで大谷と対戦。今季からレッドソックスに移籍)は、いたくプライドを傷つけられただろうし、ムッとしたでありましょうな。昨季のポストシーズンで対戦した時は3打席無安打に抑えているのだから。
ただ、この発言からもベネズエラ代表としては、真剣に「オオタニ徹底敬遠作戦」を検討していることがうかがえる。そうなると、日本代表としては対抗策を考えなければならない。
大谷の後ろを誰に打たせるのか?
あるいは、1番打者だと初回に歩かされる確率が高まるから、他の打者を1番に起用するのか?
ガチの相手には、工夫をしなければならない。井端弘和監督は頭をフル回転させているだろう。
“正直ゆるかった”アメリカ代表
今回、各国のメディアを見ていても、WBCに対する「ガチ度」が上がっているのを感じる。


