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「今年はお役御免なんで(笑)」大谷翔平が語っていたWBC“ピッチャー回避”について「快く送り出してくれた球団(ドジャース)に対しての誠意じゃないかなと」
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石田雄太Yuta Ishida
photograph byNanae Suzuki
posted2026/04/02 17:04
今回のWBCではバッターに専念して臨んだドジャースの大谷翔平が語っていた“ピッチャー回避”の真意とは
“2人いる大谷翔平”のうち、今回のWBCにはピッチャーの大谷がいない。それが連覇へ、どんな影響をもたらすのか。大谷は投げないことについて「納得はしていますね」と話し、こう続けている。
「自分のやれる仕事をやりたいですし、僕が投げなくても素晴らしいピッチャーがいます。そこに対しては僕自身、すごく自信を持っているところではあるので、他の国々の方々に若い選手たちで素晴らしいピッチャーがいるところを見せられるのを僕個人としても楽しみにしています」
前回のWBCではピッチャーの大谷とバッターの大谷、2人が躍動して世界一を勝ち取った。しかし世界一への流れを作ったのは、ピッチャーの大谷のほうだった。大谷は前回の大会前、WBCの入り方についてピッチャー目線からこんな話をしている。
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「僕の認識としてはやっぱり入りとしての初戦が大事だよね、ということしかありません。すべては初戦から始まりますから、初戦が一番大事なんです」
実際、前回のWBCではピッチャーの大谷が初戦の中国戦で先発し、4回を無失点に抑えて流れを呼び込んだ。さらに準々決勝のイタリア戦でも先発して、1球1球、声を出しながらの熱投を見せてアメリカ行きを決めた。そして決勝のアメリカ戦ではクローザーとして登場し、最後、世界一を自らの手でもぎ取った。長いシーズンならひとりのバッターがチームを優勝に導く原動力となることはあっても、短期決戦となれば流れを引き寄せることができるのはやはりピッチャーだ。負けないピッチャーがいることで勝ち上がる計算が立つからだ。
バッター目線の大谷の言葉
しかし、今回のWBCはバッターの大谷だけで流れを引き寄せなければならない。果たして、そんなことができるのか――バッター目線の大谷は開幕前、こう話した。
「素晴らしいピッチャーがとくに多いと思うので、入りが大事だと思います。トップ(バッター)だったらトップで出塁することが一番大事だと思うので、振ることだけではなくて、しっかり見極めた上で仕事ができればいいと思います」
ピッチャーとして「入りが大事」と話した前回、バッターとしても「入りが大事」と同じ言葉を紡いだ今回。果たしてバッターとしてどう流れを作るのか……そんな杞憂はあっという間に吹っ飛ばされる。
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