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「ムラカミは三振率が高すぎる」村上宗隆“3連続ホームラン”も…開幕前はネガティブ評価だった地元メディア「変化球は大丈夫なのか?」課題を指摘
posted2026/04/03 17:40
メジャー開幕から3試合連続ホームランを放った村上宗隆(26歳)
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生島淳Jun Ikushima
photograph by
AFLO
今季開幕シリーズ、村上宗隆がメジャーリーガーとして2本目のホームランを打った時、英語の実況はこう叫んだ。
“2 games 2 homers, Munetaka Murakami!
The gamble has paid off for the White Sox.”
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2試合で2発! ホワイトソックスにとって、ギャンブルは成功した……という訳が近いだろうか。
このひと言からも、村上の獲得がいまだに「賭け」に近いものだという認識が見えてくる。
現時点では6試合を消化して、3本のホームラン。村上の成績は
打率.238 出塁率.360 長打率.667 OPS 1.027
本塁打3 安打4 四球4 三振9
シカゴの有力紙、「シカゴ・トリビューン」は、開幕カードが終わって、チームにとって「村上は数少ない明るい話題(bright spot)」という見出しで活躍を評価していたが(トリビューンは、1カードが終わるたびに総評を出すので、チーム状況がよく分かる)、ただし、「手のひら返し」とまではいかない。それほど、ストーブリーグの最中、村上についてはネガティブな評価が目についた。
「注目すべき新人25人に入らず…」
CBSスポーツのクリス・タワーズ記者は、村上が2年契約しか結べなかった理由をコンタクト率の低さにあったと指摘する。
「村上は日本での最後の3シーズン(2023年~2025年)でコンタクト率が低く、毎シーズン30%近い三振率を記録した。MLBのレベルの高さを考えれば、コンスタントにコンタクトできないのは当然であり、それが今春のファンタジードラフト(ファンの間で行われる仮想のリーグ)で彼が上位200位以内に入らなかった理由でもある」
また、「CHICITY SPORTS」のロビン・アダムス記者は、開幕前の各紙予想記事での評価が低いことに疑問を呈する。

