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「2人で暮らして楽しみは増えました」大谷翔平がリアルに語った“真美子夫人との結婚生活”ささやかな幸せ「ホラーな映画が奥さんは好きで…」<単独インタビュー>
posted2024/12/27 11:24
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
【初出:発売中のNumber1111号[スペシャルインタビュー]大谷翔平「まだまだ伸びしろは残っているなと」より】
ピッチャー大谷 vs. バッター大谷
――これまで“ピッチャー大谷”と“バッター大谷”はどちらが勝つかと何度も質問してきました。大谷さんは、ピッチャーが勝つと答える回数が圧倒的に多かったんですが、今年のバッターの数字をもってしても、なおピッチャーがバッターに置いていかれた感じはないんですか。
「ピッチャーとバッター、どっちが勝つかってことですか。いや、それはバッターのほうが上だと思いますよ」
――えっ、ついにそうなりましたか。
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「それは単純に考えればそうでしょう。ピッチャーとして僕が1年間の数字を出していくのはこれからですからね」
――シーズンの結果と、1打席の結果は違うということですか。
「いいピッチャーもいる、そうでもないピッチャーもいる……そういう中で1年間を終えたときの統計を取れば、これだけの数字が出せた、というのがバッターです。ただ、いいピッチャー対いいバッターなら、いいピッチャーが勝つ確率が高いのが野球ですから、僕と僕、この1打席でどっちが勝つかといったら、それは『ピッチャーです』って、僕は言います」
――やっぱり(笑)。
「確実に差は埋まってきていますけど、バッターの僕が1打席だけでピッチャーの僕に勝つのは難しいと思います。僕と僕との1対1の勝負で、10打席、100打席くらいまではピッチャーのほうが圧倒的に勝つんじゃないですかね。ピッチャーのほうがまだまだ伸びしろは大きいと思っていますし……でもね、今年はバッターのほうも思っていたより伸びしろが残っているんだな、ということも感じました」
――えっ、バッターとしてもまだ伸びしろが?
「フィジカルもそうですし、技術的にも確率を広げていくスイングの軌道がまだあるなと思いました。必ずしも毎回、イメージ通りの軌道で振れているわけではないので、そこは練習のし甲斐がありますね」
デコピン、そして結婚生活「ささやかな幸せとは?」
――じつは今日、どうしても訊きたかったのがデコピンの勝因です。始球式、完璧でした。
「勝因は……練習じゃないですか(笑)」
――どんな練習をしたんですか。