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大谷翔平も提言「世界で勝ちたいなら…」WBCが日本野球に突きつけたのはピッチクロック問題だけではない…井端監督が大会後に語った“もうひとつの課題” 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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posted2026/03/28 17:04

大谷翔平も提言「世界で勝ちたいなら…」WBCが日本野球に突きつけたのはピッチクロック問題だけではない…井端監督が大会後に語った“もうひとつの課題”<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

ピッチクロックについて日本のプロ野球でも「世界で勝ちたいなら導入すべき」と自らの考えを語った大谷翔平

井端監督の憂い「日本のスラッガー問題」

 それは日本の“野球”の弊害なのかもしれない。子供の頃から勝つことが最大の目標として育てられる。本質的な「強くスイングする」「速い球を投げる」ということより、チームが勝つための野球を叩き込まれる。

 結果的にホームランを打つことよりチームバッティングや送りバントばかりを教え込まれて育った選手が多い。自然と選手は思い切りスイングするのではなく、そういう上手いバッティングばかりをするようになってしまう。

「U―12やU―15の代表チームで監督をやらせてもらって感じたのは、台湾でも韓国でも15歳前後から思い切ってスイングができる子供が必ずいるのに、日本はなかなか出てこない。そこも心配です」

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 井端監督はこう憂う。

 27年秋には翌年に開催されるロス五輪の予選を兼ねる「WBSCプレミア12」が行われる。国内組で臨む日本は、そこでアジア最高順位を獲得できなければ、最終予選に回らなければならなくなる。しかし国内組の期待の星の佐藤にしても、このオフにはメジャー挑戦の可能性が高く、「プレミア12」への出場は難しくなるだろう。森下と共に日本打線を支えるスラッガーが、いつ、どういう形で出てくるのか。そこが問題なのである。

 日本が誇ってきた“野球”は、いま世界の中で確実に岐路に立たされている。

 ピッチクロックだけではなく、メジャーでは今年からロボット審判による自動ボール・ストライク判定システムでのチャレンジ制度が導入される。ロボット審判は韓国プロ野球では、すでに24年シーズンから本格導入されているが、日本では検討段階にも至っていない。何せセ・リーグの指名打者導入が27年シーズンからと、世界の中で“野球”はガラパゴス化しているのが現実なのである。

 “野球”が世界の頂点に立っていると思っていた夢は、脆くもWBCで世界の“ベースボール”に打ち砕かれた。日本の“野球”はここからどういう未来を迎えるのか。

 連覇の夢破れたWBCが突きつけた、それが現実の問いだった。

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