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今年の箱根駅伝“最強”は誰だ? 2026年版「箱根ランナー番付」を考えてみた「横綱は絶対エース・黒田朝日と…」「“山の名探偵”は大関昇進!」
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酒井政人Masato Sakai
photograph byNanae Suzuki(L)/Shiro Miyake(R)
posted2026/01/01 11:05
今年の「最強ランナー」は誰? 注目の30選手を「番付」でご紹介。黒田朝日(青学大/左)や佐藤圭汰(駒澤大/右)らの番付は?
これより三役:小結は1年時から活躍するあの2人
小結は1年時から学生駅伝で活躍している溜池一太(中大4)と伊藤蒼唯(駒大4)だ。溜池は前回、トップでタスキを受け取ると、2区を1時間6分39秒(区間9位)で独走した。1年時には1区を4位と好走している。今季は全日本8区で日本人歴代3位の57分03秒(区間2位)で走破。学生駅伝は区間2位が3回あり、最後は花の2区でタイトルを目指す。
一方の伊藤は6区のスペシャリストだ。1年時は58分22秒で区間賞。前回は区間歴代5位の57分38秒(区間2位)で山を駆け下りている。今季は出雲4区で2位、全日本5区は区間賞・区間新の快走で4位から一気にトップを奪った。箱根6区では区間記録(56分47秒)の更新とゲームチェンジャーの役割が期待されている。
関脇に駒大の主将と城西の山のエース
関脇は前回5区4位の山川拓馬(駒大4)と同3位の斎藤将也(城西大4)だ。山川は1年時に5区を1時間10分45秒で走破するも、2年時は故障の影響で4区(6位)に入った。前回は5区で1時間10分55秒とタイムを伸ばすことができなかった。全日本8区は2・3年時に区間賞。今季も区間3位と好走して優勝ゴールに飛び込んでいる。最後の箱根は2区か5区、どちらに起用されるのか。
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斎藤は1年生で花の2区(15位)を担うと、前々回は2区8位。前回は1週間前に発熱がありながら5区を好走した。10000mで27分台を持ち、今季の全日本8区(5位)は3人抜き。今回は5区で区間新記録を目指す。
超豪華大関には中大・早大主将、最強留学生、「山の名探偵」が
大関は箱根駅伝で2年連続の区間賞を獲得している吉居駿恭(中大4)、最強留学生といえるリチャード・エティーリ(東京国際大3)、日本インカレで日本人初の1500mと5000mの2冠に輝いた山口智規(早大4)、「山の名探偵」と呼ばれる工藤慎作(早大3)だ。
吉居は1年時に4区5位。前々回は7区で区間賞を獲得すると、前回は1区を区間歴代4位の1時間1分07秒で独走した。10000mで27分44秒48のスピードを持ち、今季は全日本2区(2位)でトップに立っている。補欠登録だが、中大の30年ぶりの優勝に主将の爆走は欠かせない。
エティーリは5000m(13分00秒17)、10000m(27分06秒88)、ハーフマラソン(59分30秒)の日本学生記録保持者。前回は2区で1時間5分31秒の区間記録を打ち立てており、今回も2区に登録された。
山口は前々回2区を1時間6分31秒(区間4位)と激走。8人抜きを演じている。前回はタイムを30秒落としたが、今季は5000mで日本人学生歴代3位の13分16秒56をマーク。出雲2区でダントツの区間賞を獲得しており、3度目の2区で快走を披露するだろう。
工藤は前々回5区6位、前回は1時間9分31秒で同区間2位。今季はワールドユニバーシティゲームズのハーフマラソンで金メダルを獲得すると、全日本8区で先輩・渡辺康幸が保持していた日本人最高記録を塗り替える56分54秒で区間賞に輝いている。本人は同区間記録(1時間9分11秒)を上回る「1時間8分台」だけでなく、早大にとって15年ぶりとなる往路Vの“難問”に挑むつもりだ。




