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全国高校駅伝「エース区間トップ3」“全員が早大進学”の衝撃…「令和の三羽烏として切磋琢磨したい」黄金ルーキーの視線は箱根駅伝の先に?

posted2025/12/24 17:03

 
全国高校駅伝「エース区間トップ3」“全員が早大進学”の衝撃…「令和の三羽烏として切磋琢磨したい」黄金ルーキーの視線は箱根駅伝の先に?<Number Web> photograph by Satoshi Wada

都大路の1区トップ3に入った福島・学法石川の増子陽太、西脇工・新妻遼己、鳥取城北・本田桜二郎はいずれも早大に進学

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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Satoshi Wada

 福島・学法石川の初優勝で幕を閉じた今年の全国高校駅伝。史上最速レースとなった熱戦にファンは胸を熱くしたが、大会後にはそのレース内容以上の「衝撃の発表」もあった。過去最高レベルとなったエースたちの競演を振り返る。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 増子陽太(学法石川高・福島)、新妻遼己(西脇工高・兵庫)、本田桜二郎(鳥取城北高・鳥取)の全国高校駅伝を沸かせた「エース区間トップ3」ランナーが全員、早大へ進学――。

 前年も同様のタイミングで、都大路を沸かせた鈴木琉胤と佐々木哲の入学が発表され大きな話題を集めたが、このニュースには前年以上の衝撃が走ったのではないだろうか。

「今回は3人に上杉君(敦史、八千代松陰高・千葉)を合わせた入学予定者4人とも1区を走ると聞いていたので、どういう走りが見られるか、すごく楽しみにしていました。午前中に箱根に向けた大事な練習があったので、前半は少し見られなかったんですけど、3人が競り合っていて、増子君はすごいスパートでしたし、新妻君も去年の鈴木琉胤のタイムを更新する走りを見せた。本田君もちゃんと最後は上がってきていて、本当にすごかったですね」

早大・花田監督は「今いる選手にも良い刺激」

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 来季から彼らを迎え入れる早稲田大学の花田勝彦駅伝監督も、彼らの激走を液晶越しに目にし、ただただ感心するばかりだった。

「こういう選手たちが来年来てくれるのはありがたいことですし、今いる選手たちも、強力な後輩たちが入ってくるっていうことで“もっと頑張らなきゃ”と、すごく良い刺激になったと思います。

 午前中に良い練習ができました。午後は来年入ってくる選手の活躍も見ることができて、これから箱根駅伝を迎える上で勢いをもらいましたし、チームは良いムードになりました」

 箱根駅伝に向けて最終調整に入るチームにとっても、来季のルーキーズの活躍は明るい話題になった。

 今回の駅伝のインパクトももちろん大きいが、増子、新妻、本田のこれまでの実績もものすごい。

【次ページ】 「今後がすごく楽しみな選手たち」…早大監督も期待

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