「え…DeNA→巨人の石川達也、左投右打なの？」左投左打の野手は数％…じつは知らないNPBデータ大調査「巨人とホークスは育成含めて100人超」 

〈パ・リーグ〉
ソフトバンク
25年 119人（支配下65人育成54人）
24年 119人（支配下65人育成54人）
日本ハム
25年 83人（支配下67人育成16人）
24年 83人（支配下66人育成17人）
ロッテ
25年 87人（支配下68人育成19人）
24年 85人（支配下66人育成19人）
楽天
25年 77人（支配下68人育成9人）
24年 76人（支配下64人育成12人）
オリックス
25年 89人（支配下66人育成23人）
24年 83人（支配下66人育成17人）
西武
25年 94人（支配下64人育成30人）
24年 89人（支配下64人育成25人）
パ・リーグ計
25年 549人（支配下398人育成151人）
24年 535人（支配下391人育成144人）

　球団別に見ていくと巨人、阪神、DeNA、ソフトバンク、日本ハムが支配下・育成を合わせた選手数が前年と同数だった。これらの球団は抱える選手の「上限」を予め設定し、その範囲内で支配下、育成の選手のやりくりをしていると想像できる。これに対してヤクルトは3人、オリックスは6人、西武は5人増。この3球団は、主として育成選手を増やして積極的に補強をしていると言える。

©Hideki Sugiyama

　対照的に中日は、選手数を4人減らしている。リストラとまではいわないが、少数精鋭主義というべきか。セ・リーグは選手数が4人増えたが、パ・リーグは14人増えている。パの方が積極投資をしているといえよう。

ポジション別の選手数：投手が以前より増えたワケ

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　つづいて2025年のポジション別の選手数をセ・パ別、支配下、育成別に見てみよう。全ポジションに占める比率もつける。

〈セ・リーグ〉
支配下 393人
投手197人（50.1％）
捕手43人（10.9％）
内野手88人（22.4％）
外野手65人（16.5％）
育成 111人
投手63人（56.8％）
捕手10人（9.0％）
内野手22人（19.8％）
外野手16人（14.4％）

〈パ・リーグ〉
支配下 398人
投手206人（51.8％）
捕手40人（10.1％）
内野手88人（22.1％）
外野手64人（16.1％）
育成 151人
投手84人（55.6％）
捕手11人（7.3％）
内野手33人（21.9％）
外野手23人（15.2％）

　昭和の時代の選手名簿では、投手は全選手の4割程度だった。当時は先発完投する選手が多く、投手の数はその程度で回っていた。しかし完投する投手が激減し、先発、中継ぎ、抑えの分業が明確になって以降、投手数は増加傾向にある。最近は投手の故障も増えていることもあり、両リーグとも全選手中、半分強を投手が占めている。以降は内野手、外野手、捕手の順だ。

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