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2026年W杯メンバー全予想…“核となる14人”はすでに確定? 森保監督の本音「呼びたい選手はめちゃくちゃいます」日本代表“層が厚すぎる問題”を考察
posted2025/03/23 17:19

“世界最速”で予選を突破し、北中米W杯出場を決めたサッカー日本代表。本大会のメンバーに選ばれるのはどの選手か
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto
指揮官の本音「呼びたい選手はめちゃくちゃいます」
日本代表が新たなフェーズへ突入した。
北中米W杯アジア最終予選が3月20日に行なわれ、日本はバーレーンを2対0で退けた。6か国によるホーム&アウェイによる争いで6勝1分の勝点19とし、本大会出場となる2位以内を確定させたのだった。
森保一監督はロシアW杯後の2018年9月からチームを指揮しており、バーレーン戦までに90試合を戦ってきた。個々のステップアップが世代交代をスムーズにさせ、選手層が充実している。指揮官をして「呼びたい選手はめちゃくちゃいます」と話すほどだ。
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コアメンバーは、すでに固まっている。
最終予選の主戦術となっている3-4-2-1のシステムで、バーレーン戦のメンバーからピックアップしていくと、GK鈴木彩艶、CB板倉滉、伊藤洋輝、MF遠藤航、守田英正、田中碧、ウイングバック三笘薫、中村敬斗、堂安律、伊東純也、2シャドー南野拓実、久保建英、鎌田大地、1トップ上田綺世の14人は、ケガによる長期離脱などがなければ北中米W杯でメンバー入りしているだろう。22年のカタールW杯と同様に26人の登録だとすると、残りの枠は「12」となる。
カタールW杯の日本代表の戦いぶりと、ベスト8やベスト4まで勝ち上がっていったチームの足跡を踏まえて、森保監督は同じ実力のチームを「ふたつ、三つ持てるぐらいの選手層」を求めていくと話している。指揮官が望む選手層には、「複数のシステムを使いこなす」ことも含まれている。
フィールドプレーヤーの「10」のポジションに2人ずつで20人だから、3チーム分の厚みを実現するには複数ポジションに対応する選手が必要だ。大会中のケガや出場停止を想定しても、2つ以上のポジションをカバーする人材は確保しておきたい。コアメンバーの多くはそうした資質を持っているが、残り「12」からGKを除く「10」のフィールドプレーヤーの枠についても、「ポリバレント」は選考基準のひとつになっていく。