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箱根駅伝出場の4年生は卒業後どこに進む? 有力選手の進路先一覧「トヨタ、スバル…東洋大は大手ズラリ」「なぜ? あの名門大は現役引退多数」 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2025/02/05 11:39

箱根駅伝出場の4年生は卒業後どこに進む? 有力選手の進路先一覧「トヨタ、スバル…東洋大は大手ズラリ」「なぜ? あの名門大は現役引退多数」<Number Web> photograph by JMPA

第101回箱根駅伝表彰式で。箱根を走った4年生たちはどんな進路を選ぶのだろうか

 永吉恭理は、コモディイイダに入社予定だ。競歩と二刀流で話題になったが、長距離を主にし、実業団ではニューイヤー駅伝出場に貢献するために走力を高めていくことになる。

 1年間、卒業を延期して箱根を目指した松山和希だが、出走を実現できず、去就は今のところ未定だ。

熾烈なシード争いを生き残った帝京の主力の進路

【帝京大】

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 シード権を死守した帝京大は、主将で2区5位の山中博生が関西に戻り、大阪ガスに入社予定だ。育成の帝京らしく、4年時に大きく開花した。10000mの大学記録(28分04秒54)をマークし、駅伝も出雲1区4位、全日本2区4位と安定した結果を残した。大阪ガスでは世界の舞台を見据え、トラックでスピードを磨きつつ、ニューイヤー駅伝でも主力として走ることになるだろう。

 7区10位の福田翔は、地元・広島に戻り、中電工に入社予定だ。大学のハーフ記録(62分03秒)を持ち、集団走も単独走も走れる選手に成長した。チームは、ニューイヤー駅伝での活躍を目標としており、福田は1年目から予選会、本戦での活躍が期待される。

 9区4位の小林大晟は、三菱重工に入社予定だ。チームのマラソン部という名前が示す通り、選手たちはマラソンでの世界陸上や五輪出場を目標としている。2023年世界陸上でマラソン11位の山下一貴や井上大仁ら、ロードに強い選手が在籍しており、小林もスピードを磨きつつ、マラソンで世界を目指すことになる。

 8区8位の高島大空は遅咲きだったこともあり、実業団に行かずに引退を決めた。林叶大は建築関係の専門学校に。福島渉太は複数チームの勧誘があったというが現役を引退する。

今回シード圏外校の有力選手たちは…

 シード権を落とした各大学の主力選手は、どこにいくのだろうか。

【順大】

 順大のエースで1区12位の浅井皓貴は、主将の服部壮馬とともにトヨタ紡織に入社予定だ。チームにはOBで主将の聞谷賢人、西澤侑真がおり、スムーズに練習環境に馴染んでいけそうだ。チームスローガンの「駅伝日本一へ」に向けて脚を磨き、ともにロードで結果を求めていく。

【次ページ】 近年の躍進を支えた立教の4年生は引退が多数

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