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大谷翔平だけじゃない! 佐藤輝明、近藤健介、ソフトバンクは球団ごと…NPB選手も“続々参加→覚醒”ドライブラインの日本上陸は甲子園も変える? 

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山崎ダイ

山崎ダイDai Yamazaki

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photograph by(L)Nanae Suzuki、(R)JIJI PRESS

posted2024/09/27 11:08

大谷翔平だけじゃない! 佐藤輝明、近藤健介、ソフトバンクは球団ごと…NPB選手も“続々参加→覚醒”ドライブラインの日本上陸は甲子園も変える?<Number Web> photograph by (L)Nanae Suzuki、(R)JIJI PRESS

昨オフにシアトルのドライブラインを訪れたという阪神の佐藤輝明と一昨年からトレーニングを積むソフトバンクの近藤健介 

 一方で「こういったトレーニングは大谷選手のようなトップ選手だから必要なこと」という主旨の指導者の発信もSNSなどで目につくが、榎本氏はそれにも異を唱える。

「アメリカではジュニアの選手も同じようなメニューを行っていますから。ケガを防ぐためのメソッドが逆効果になってしまわないためにも、今回の日本進出を機に正しい方法論も広がっていくと良いと思っています」

「甲子園」への波及はありうる…?

 甲子園という世界的に見ても異質な大舞台がある日本だからこそ、いまでも若年層の選手たちの「投げすぎ」や「連投」の問題は毎年、議題に挙がる。高野連の施策もあり改善の兆しはあるとはいえ、なかなか根本的な部分は解決していない。

 だからこそ、プロ選手だけでなく高校生のような若い世代への商品やメソッドの浸透も願っていると榎本氏は語る。

 これまでもMLB選手の映像などを見て日本の高校生から問い合わせが来ることもあったというが、あくまで個人のレベル。チーム全体に対して具体的な方法論まで説明するようなケースはなかったという。

「日本は野球界でもアメリカに比べて『変わったコトをする』ということへのハードルは高いように思います。裏を返せば、今回の日本進出でNPBの球団が大々的に使い始めたりすれば、高校でも取り入れる学校も増えると思います。

 すでにプロの選手個々のレベルでは使ってくれていますし、正確な使い方さえわかれば高校生にも使うことはできる。最終的には高校球児たちにもそういう選択肢を与えられたら良いなと思っています」

 ひょっとすると数年後には、甲子園球場で色つきのボールを後ろ向きに投げる高校球児の姿を見ることができるのかもしれない。

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