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夏の甲子園「勝利数番付2024」最注目は大阪桐蔭でも早実でもなく…“もう少しで番付入り”京都国際優勝が象徴する新興勢力の台頭ぶり 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byHideki Sugiyama/Kou Hiroo

posted2024/08/31 17:01

夏の甲子園「勝利数番付2024」最注目は大阪桐蔭でも早実でもなく…“もう少しで番付入り”京都国際優勝が象徴する新興勢力の台頭ぶり<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama/Kou Hiroo

2024年大会を終えての「夏の甲子園・勝利数番付」。どんな変化が起こった?

 そして番付には載っていないが、今年初優勝した京都の京都国際は6勝を積み上げ、通算9勝。来年の結果次第では西三段目に名前を連ねるだろう。

京都国際の校歌が話題の中で…多様化も番付のポイント

 京都国際の校歌が韓国語だったことが話題になっているが、高校野球の国際化は、大きなトレンドである。父母のいずれかが外国人という選手は今や珍しくないし、外国籍の選手も出場している。さらに、京都国際だけでなく、いわゆる民族学校から文部科学省、都道府県が認めた「一条校」になって、高校野球に出場している学校もある。

 さらに今夏は東京都立青鳥特別支援学校が地方大会に出場した。「野球のDiversity(多様化)」は、今後の日本野球を考えるうえで、非常に重要なポイントになっている。

「夏の甲子園番付」は、5年、10年という長いスパンで変化していく。読者各位も各年の番付を見比べながら――気長にお付き合いいただきたい。

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