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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「ウラワの熱さは良くも悪くも…」日本通ブラジル人記者が語る“Jサポはやさしい説”「カシマはジーコ像、ベガルタは聖闘士星矢も最高だ」
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byTiago bontempo
posted2024/04/12 11:02

4月3日、ベガルタ仙台vs愛媛FCを観戦したチアゴ記者。昨季限りで引退したクラブレジェンドである梁勇基とも写真に収まった
「基本的に、すべてのクラブを応援している。ただ、在ブラジル埼玉県人会の会員になっていて(注:ブラジルには日本人移民が多いことから、サンパウロなどに日本の全都道府県の会があり、会員間で親睦を深めている。その都道府県の出身者ではない日系人やブラジル人でも入会できることが多い)、新年会、運動会、忘年会などの行事に参加しているので、埼玉県のチームには親近感がある。
浦和レッズには強いシンパシーを覚えているし、3月23日にはNACK5スタジアム大宮での大宮アルディージャ対テゲバジャーロ宮崎の試合を観戦した。アルディージャのサポーターとファンがチームがJ3に落ちても熱心に応援していることに好感を持った」
できるだけ多くの試合を見て、人とも触れ合いたい
――日本各地に多くの日本人、ブラジル人の友人がいて交流しているようですが、どのようにして知り合ったのですか?
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「フットボールライターとしての仕事を通じて、あるいはソーシャルメディアで知り合った人が多い。また、サンパウロで元日本留学生協会という組織に属しており、その会員から紹介してもらった人もいる」
――今後の予定は?
「今月中旬から関西へ行って約3週間滞在し、その後は名古屋、広島、静岡、さらには北海道にも行きたい。とても楽しみだ」
ブラジル人にはのんびりした人が多いのだが、彼は「できるだけ多くの場所を訪れ、多くの試合を見て、多くの人と触れ合いたい」と語る。極めて精力的だ。
今後、彼が日本で何を見聞きし、何を感じ、何を考えたかをまた聞いてみたいと考えている。
<第1回からつづく>
