――改めて、日本代表のW杯を実況できたことをどう振り返りますか？
 
寺川アナ　今回のW杯では、人生の中で宝物のような経験をさせてもらっています。W杯の日本代表戦を実況すると信じてやってきましたが、実際にこの場所に立って、しかも日本戦の全試合を実況させてもらうなんて夢にも思っていませんでした。奇跡みたいなことが起こるよ、と昔の自分に教えてあげたいです。

――しかも、本田圭佑さんと一緒に（笑）。

寺川アナ　そうですね。あんなに飾らない人はテレビの世界にいないのではないかなと思います。格好良く見せようとしている感じがなく、ただ、単純にサッカーを知ってもらいたいという思いだけを持っているんだろうなと。こんなに親しみやすいのかと、驚きがあり、これまでのイメージとのギャップも大きかったです。

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　初戦が終わったあと、ご本人に直接「最高に楽しかったです」と伝えさせていただきました。監督としての素晴らしい高尚な見方もあれば、驚くほどお茶の間感もある。監督・選手・日本代表OB、そして“関西のお兄ちゃん”という4つのロールを瞬時に入れ替えながら出してくるので、「それが面白くて仕方がないです」と（笑）。

決勝でもタッグ実現「私が全部回収します」

――12月18日、W杯の決勝戦でその本田さんと再びタッグを組みます（ABEMAにて独占放送）。大きな注目が集まる試合になると思いますが、意気込みを教えてください。

寺川アナ　最大限、横にいる“お兄ちゃん”には楽しんで決勝を見てもらえたらいいかなと思っています。思ったことを言葉にしてもらえれば、仮に何かがあっても「あとは私が全部回収します」という気持ちでやれたらいいかなと。

　日本戦を4試合やらせていただき、完成形とは言えないかもしれませんが、自分たちらしいカタチはつくることができたと思っています。だからきっと決勝戦もすごく楽しい時間になるはずです。サッカー少年のような純粋な気持ちを大切にしつつ、自分が感じたことをしっかりと放送にのせられたら、最高のフィナーレを迎えられると思っています。

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「まさか“本田圭佑”の横でW杯を実況するとは…」ABEMA中継で話題の寺川アナが“ホンダ解説”を振り返る「麻也って呼んでしまった」

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