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「直前に監督解任して団結するのは…」「ドログバが入った時、みんな“どうしよう”と」岡崎慎司36歳が明かす“W杯出場3回の教訓”
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byTakuya Sugiyama/JMPA
posted2022/11/22 11:01
ロシアW杯で渾身のダイビングヘッドを放つ岡崎慎司。過去3大会の経験を余すことなく語ってくれた
W杯直前に監督を解任して団結するっていうのは…
4年後のロシア大会を次の目標とし、出場を目指し、走り出した。そんな岡崎を西野朗監督は大事な戦力として招集。グループステージ3試合に出場し、決勝トーナメント進出を果たしたチームで、大事な役割を果たしたという自負がある。
4年前には感じられなかった“チームとしてのまとまり”が、ロシア大会における決勝トーナメント進出の要因だったことは間違いない。しかし、そのプロセスに関しては改善の余地があったと岡崎は言う。
「正直なことを言うと、W杯直前に監督を解任して団結するっていうのはかなり荒療治で、普通はよくないと思うんです。でも、きっかけはどうであれ、結果として団結するということが、結果を残すための一つのキーワードだとは思います。
ワールドカップに3回出て、いろんな国を見て、チームとして本気で団結できたときに結果が伴うことがわかった。だから今回も、事前にしっかり準備して、しっかり団結して本番に臨めば、チャンスがあると思うんです。
そういった意味でも、今大会の人選には森保監督の思い切りを感じます。監督の好みもあると思いますが、団結できる、いや、『団結しやすいメンバー』にはなったと思います。『このメンバーでやってやろうぜ!』と、全員が思い合えるメンバー。森保さんもそこに懸けてるんじゃないですかね。ある意味、すごくわかりやすい。クオリティの高い選手が多く、武器もある。戦い方次第ではドイツやスペインにも勝てると感じています」
<#2、#3につづく>
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