個人打撃成績で“意外と抑えられている選手”は？

＜個人打撃成績＞
《ヤクルト》
オスナ 5試22打10安1本5点0盗 率.455  
中村悠平 5試22打5安0本0点1盗 率.227
村上宗隆 5試20打4安1本4点0盗 率.200
塩見泰隆 5試19打8安1本1点1盗 率.421
長岡秀樹 5試19打3安0本1点0盗 率.158
山田哲人  5試19打2安1本3点0盗 率.105
サンタナ 5試18打4安1本1点0盗 率.222
山崎晃大朗 5試10打2安0本0点0盗 率.200
青木宣親 4試8打4安0本1点0盗 率.500
宮本丈 3試8打2安0本0点0盗 率.250
キブレハン 3試7打2安0本0点0盗 率.286
丸山和郁 5試6打3安0本0点2盗 率.500
内山壮真 2試2打1安1本3点0盗 率.500
川端慎吾 2試2打0安0本0点0盗 率.000

オスナ　©Hideki Sugiyama

　1番塩見、5番オスナが初戦から好調を維持し、打線を活性化していた。一方で3番の山田は初戦で4三振、第2戦まで9打数無安打と全くの不振だったが、高津臣吾監督は第3戦で1番に起用し決勝の3ラン。第4戦、5戦ではベテランの青木を先発で使うと6打数4安打、打つ手が当たっている。

　村上宗隆は初戦で本塁打を打ったものの、その後はオリックスの快速救援陣に差し込まれるシーンがしばしば見られた。第2戦で起死回生の3ランを打った内山壮真は、今後も代打で起用されるか。

西野、紅林がハイアベレージを残しているが

《オリックス》
中川圭太 5試23打6安0本0点0盗 率.261
宗佑磨 5試23打4安0本0点1盗 率.174
紅林弘太郎 5試20打7安0本2点0盗 率.350
杉本裕太郎 5試19打5安0本2点0盗 率.263
吉田正尚 5試17打4安2本3点0盗 率.235
西野真弘 4試11打5安0本1点0盗 率.455
福田周平 4試10打1安0本1点0盗 率.100
伏見寅威 2試9打2安0本0点0盗 率.222
頓宮裕真 4試8打1安0本0点0盗 率.125
若月健矢 3試8打2安0本1点0盗 率.250
安達了一 3試6打2安0本0点0盗 率.333
太田椋 3試6打2安0本0点0盗 率.333
佐野皓大 4試5打1安0本0点1盗 率.200
T－岡田 2試5打1安0本1点0盗 率.200
小田裕也 4試2打1安0本0点1盗 率.500
山﨑福也 1試2打1安0本1点0盗 率.500

西野　©Hideki Sugiyama

　左の西野が好調。長打こそあまりないが好機を作っている。紅林もコンスタントに安打が出ているが、中嶋監督は打順を上げない。

　今年のオリックスは下位打線からチャンスを作ることも多かったが、紅林は捕手の若月、伏見とともに攻撃の起点になることがよくあった。苦しんだのが1番打者である。福田が不振で、安達、佐野を使ったものの固定できていない。

　吉田正尚は2敬遠を含む7四球。勝負を避けられるうちに調子を落としていたが、第5戦で一気に爆発した。安達、太田など好調な選手を今後も適宜使っていくだろう。さらに投手の山﨑福はDH制のない神宮で、再び打者としても期待がかかる。

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