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“32歳で初代表”水沼宏太らにとって「千載一遇のチャンス」中村憲剛が語るE-1メンバーへの期待「逆転でW杯に行ってやる、という情熱を」 

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中村憲剛+戸塚啓

中村憲剛+戸塚啓Kengo Nakamura + Kei Totsuka

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photograph byEtsuo Hara/Getty Images

posted2022/07/17 17:03

“32歳で初代表”水沼宏太らにとって「千載一遇のチャンス」中村憲剛が語るE-1メンバーへの期待「逆転でW杯に行ってやる、という情熱を」<Number Web> photograph by Etsuo Hara/Getty Images

32歳で初めて代表入りを果たした水沼宏太や、約10年ぶりの代表復帰となった宮市亮にとって、E-1選手権は「千載一遇のチャンス」だと中村憲剛氏は語る

 一人ひとりが何をできるか、何をするのかが重要ですが、E-1選手権は自己アピールのみを追求する大会ではありません。チーム全員で東アジアの覇権を争い優勝を目ざす大会でもあります。アジアを代表してW杯に出場する日本代表にとって、負けていい大会ではありません。

 僕も2008年と2010年の大会に出場しましたが、チームとしてまとまっていかないとこの大会で優勝するのはとても難しい。選手はW杯へのサバイバルの渦中にいるライバル同士ですが、チームのためにピッチ上でどれだけ走ることができるか、戦うことができるかが問われます。同時に、試合に出ていない時にチームのために声を出せるか、チームメイトをサポートできるかといった協調性もとても大切で、森保監督はそういったところにも目を光らせていくでしょう。

「W杯に行ってやる」という情熱を示す最後の機会

 E-1選手権の次の代表活動は、9月の2試合になります。今回選出された選手たちにとって、今大会は日程的にラストチャンスになる可能性が高いです。ここで相当強烈な爪痕を残さないと、W杯には届きません。厳しいですが、それが現実です。

 だからこそ、個人的には今大会に向けた選手たちの「覚悟」と「本気度」が見たいのです。「絶対にここから序列を引っ繰り返すんだ、逆転でW杯に行ってやるんだ」というパッションを示すことのできる、最後の機会ですから。

 ピッチに立った選手には、チャンスを生かすための迫力や強度を見せてほしい。そして、チームを勝利に導くそれぞれの武器も。

 それが、試合の質を高めます。一人ひとりのハイパフォーマンスがチームとして結集したら、ものすごいパワーになります。チーム全体としてこういうふうにやるという提示をベースに、それにプラスして自分の武器をチームに注ぎ込んで勝利を、優勝をつかんで欲しいと思います。

 みんなで日本代表を応援しましょう!

前編から続く>

#1から読む
中村憲剛に聞く「なぜE-1の日本代表にはマリノスと広島の選手が多い?」キーワードは“インテンシティ”と“構築されたコンビネーション”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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