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甲子園の風BACK NUMBER
「あれが大阪桐蔭の強さなんですよね」“最大の宿敵”履正社の新監督が唸った松尾汐恩(3年)の1本とは?〈夏は11連敗中〉
text by
沢井史Fumi Sawai
photograph bySankei Shimbun
posted2022/07/15 17:02
履正社・多田監督が唸った大阪桐蔭・松尾汐恩(3年)の存在感。春季大会決勝では惜しくも敗れたが、夏のリベンジを誓った
春夏連覇を目指す大阪桐蔭に、新生・履正社がリベンジを果たすのか——そこに注目があつまるが、激戦区・大阪はそんなシナリオを簡単に描かせるほど甘くない。
「春はああいう形で(足でかき回すことが)できましたが、夏はどこまで出来るか……。昨夏、秋と連敗している興国さんや、大商大堺さん、(東海大大阪)仰星さんなど、大阪には他にもいいチームはたくさんあります。
ただ、桐蔭さんはセンバツでのバッティングを見ていて、簡単に抑えられる球はないなと思うくらい凄さを感じました。投手陣も充実していますし、簡単に勝てる相手ではないと思います。ウチとしては継投がカギになるでしょうね。この春で継投の難しさは感じましたが、抑えていたとしても、投手の状態をしっかり見極めながら起用していかないといけないです。特に大阪は5回戦以降の日程が詰まって、起用法が難しくなります。そのあたりを見ながら、戦っていきたいですね」
新しい指揮官の下、履正社ナインは夏の戦いでどんな野球を見せてくれるのか。18日の初戦は、新・履正社の開幕の日でもある。
<#2/大阪注目の4校編へつづく>
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