6位タイ　ワシントン（FW）　20票

　6位に選ばれたのは、2006年のJリーグ得点王（26得点）に輝いたワシントンです。ブラジル全国選手権得点王の実績を引っ提げて2005年に東京ヴェルディに加入すると、重戦車のような体格でDFを圧倒しゴールを量産。同年チームは降格の憂き目にあいましたが、移籍先の浦和でもその決定力を存分に見せつけ、初優勝に大きく貢献しました。

　Jリーグ通算85試合64得点という素晴らしい記録を残し、2007年のACLやクラブW杯でも活躍したワシントン。心疾患を抱えながらプレーしていたことも知られており、ゴール後に左胸を叩く仕草は今もサポーターの目に焼きついています。

「絶対的な存在感。1人で試合を決めてしまうようなインパクトと、勝利に直結する決定的な仕事」（48歳・男性）

「心臓に疾患を抱えながらも、浦和レッズのアジアナンバーワンに貢献したから。ゴールを決めた後、胸を叩いていたシーンは目に焼きついています」（58歳・男性）

「ポンテと迷いましたが、日本人にない決定力をもつワシントンを。レッズ最強時代の象徴。クラブワールドカップは最高の思い出」（45歳・女性）

「ピッチ上で誰よりも力強く、どんなボールもゴールへ叩き込む姿はストライカーの理想像であり、最強という表現がしっくりくる選手だった」（31歳・男性）

6位タイ　フッキ（FW）　20票

　ブラジル代表でも活躍した“超人”フッキが、ワシントンと並ぶ20票を獲得して6位タイにランクインしました。2005年に18歳で来日した当初は川崎フロンターレで出場機会に恵まれませんでしたが、レンタル移籍先のコンサドーレ札幌（2006年、38試合25得点）、東京ヴェルディ（2007年、42試合37得点）とJ2で大爆発。ひと目で「モノが違う」と感じさせるフィジカルとシュート力で注目を集めました。

　2008年は審判の判定に「Jリーグ無理」と不服を述べるなどトラブル続きの末、FCポルトに移籍。その後は持ち前のポテンシャルを発揮し、ポルトとゼニト（ロシア）でリーグ得点王に輝くなど、輝かしいキャリアを歩んでいます。35歳になった現在もアトレチコ・ミネイロ（ブラジル）で活躍しており、昨年8月にはセレソン復帰も果たしました。

「フィジカルの強さが別次元だった。Jリーグで活躍してヨーロッパにステップアップし、セレソン選出という点も印象的」（35歳・男性）

「デカくて速くて上手い。衝撃的でした」（46歳・男性）

「フリーキック等をスタジアムで見たが、すごすぎた」（48歳・男性）

「どこからでもシュートが入る、まったくレベルが違う選手でした」（37歳・男性）

「世界へ打って出る才能の進化を目の当たりにできた」（52歳・男性）

　6～10位には各国代表のレジェンドをはじめ、それぞれに強烈なインパクトを残した選手たちがランクイン。彼らを上回る票を集めた「最強の外国人選手」は誰なのか？　ベスト5の結果もぜひご一読ください。＜#2　00年代～Jリーグ最強助っ人外国人アンケート1～5位の結果発表へ続く＞

#2に続く

「あなたが選ぶ00年代～Jリーグ最強の助っ人外国人」ベスト5発表！3位マルキーニョス、2位エメルソン、では圧倒的1位は？《500人アンケート》